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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL2 ラグナル
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はそれほど無い様だ。
体勢を整え、キリエを見ると大剣を自慢げに肩に担ぎ、余裕そうに構えている。
「あんなのありか………」
『相手のスキル攻撃ね』
「スキル攻撃?」
『技と言えば分かりやすいかしら?』
「あれが………」
要するにあの3人がドンパチしていた様な技の攻撃だと言う事だ。
「ちゃんと見れなかった………どういったものか分かればもっと対応出来たんだろうけど………」
『そうね………単純に飛ぶ斬撃って言う認識で良いと思うわ』
「俺にもスキルあるのか?」
『ないわ』
「そうか無いのか……………はぁ?」
『だから無いって言ったのよ』
「…………」
「はああああああああああああああああ!!!!?」
「うるさいわね………」
人生最大の大声だったかもしれない。それほど驚きが大きかった。
「どう言う事だよ!!このゲームって技とかバンバン繰り出して戦うゲームなんじゃないの!?」
『別に使えない訳じゃないわ。今使えるスキルが無いのよ』
「はぁ!?意味が分からないぞ!!」
『説明してる場合じゃないわよ。次来るわ!!』
「ちっ!!」
焔の声に咄嗟に空を蹴り、上昇する。すると直ぐ真下に巨大な横の斬撃が通り過ぎた。
『上!!』
「なっ!?」
まさか連続して攻撃してくるとは思ってもいなかった。
「ヘヴィインパクト!!」
「ぐうっ!?」
大剣による振り下ろし、刀を両手で支え、受け止めるが、それと同時に身体全体に衝撃が走った。
「がっ!?」
全身に響く衝撃が身体の隅々に襲い掛かる。痺れた様な感覚と共に、持っていた刀を落としそうになるが、何とかそこは耐えきれた。
「これで終わりよ」
そう言って大剣を下ろし、横なぎに斬ろうと構える。避けたくても全身がまだ上手く動けない。
(どうする俺………!!)
無防備の状態で素直に攻撃を受ければどうなるかは想像できるが考えたくはない。思考は巡るものの身体が言う事をきかない。
『鞘に刀を収めて前に!!』
言う事をきかない身体を一生懸命動かして何とか刀を収める。しかしそれと同時に斬撃が再び放たれた。
「間に……合え!!」
既に身体のバランス等は無視して何とか刀が収まった鞘を前に構えた。
「無駄よ、踏ん張りがきかないその状態でその斬撃に耐えられる筈はないわ!!」
キリエの言う通り、零治も同じことを考えていた。咄嗟に焔の言葉に反応して動いたものの全く信じていなかった。
(万事休すか………!!)
負けを確信して目を瞑った零治だが、思いっていた攻撃は待っていても零治には
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