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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL2 ラグナル
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てるだけでじゃ勝てる戦いも勝てないしね」
確かにキリエの言う通り、このままではただの的だ。こちらからは攻撃も出来ないし絶対に勝てないだろう。
(イメージか………)
イメージが湧くとしたらやはりアニメやゲームか。しかし養子と言う特殊な立場だったため、あまりそう言ったサブカルチャーに触れた事がない。少なからず持っていたゲームはロボット物しかない。
(足や背中にバーニア………駄目だ、イメージ出来ない………)
「う〜ん、長引きそうねぇ………そんなに難しく考えなくて良いんだけど………」
そんなキリエの言葉を拾いつつ、何か良い考えはと考えて続ける。
(ここが一番地上ならなぁ………地に足が……!!!)
そんな時、俺の中に1つの案が生まれた。
「焔、聞きたいんだけど」
「何よ?」
「こんなのって出来るか………?」
俺は思いついた案が実現可能か焔に聞いてみた………
「どうだいユーリ?」
「総魔力量は他と比べて高めですが、特に突出した点はなさそうです。ランクもN+ですね」
「そうか………」
グランツ博士はそう小さく呟く。
その様子が少し残念そうにユーリには見えた。
「まあそれが普通なのかもしれない、元々試作段階の物だしね」
「残りのカードはスキルカードでしょうか?」
「恐らくね。……アミタ、零治君の情報、此方にも登録しておいてくれ」
「分かりました」
そうユーリの隣で操作するアミタに指示を出す。
しかしその時グランツ博士に1つ疑問が生まれた。
(しかしあの多いカードは本当に全て技カードなんだろうか?それにしては流石に多すぎる気が………)
「よし、それじゃあやってみるか!!」
「何か閃いたみたいね」
「ああ。実現可能みたいだから実際にやってみるよ」
「いいわ、それじゃあ実際にやって見せて」
と余裕そうに手招きするキリエ。初心者ではあるが流石に少し悔しい。
「絶対にど肝を抜かせてやる………」
そう心に決め、俺は身体を前に倒し、足を後ろに、プールのスタートで壁に張り付いているような状態になる。
「何を………」
「行くぞ!!」
そう宣言すると同時に、俺は空中にある筈のない壁を蹴り、キリエの方へ駆け出す。
「!!なるほど、空中に壁を作って進む方法か。発想はアリサちゃんをカバーしたすずかちゃんと同じね」
アリサちゃんやすずかちゃんは知らないが、俺の思いついた案は、この場を空の上だと考えない事だった。イメージが重要だと言っていたので、ここが地面だと思えばその様に移動できるのでは無いかと思ったのだ。
しかし、
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