第四十話 明石大尉!元ネタは日露戦争のあの大佐さん!!その八
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「下着を見放題」
「これいいですね」
「アイドルとかに使えばそれこそ」
「もう眼福ですよ」
「その通りだ」
悪田部もはっきりと言った。
「この能力で相手のスタイルまで見極めてだ」
「声をかけて」
「それで、ですよね」
「後は楽しむ」
「そうされるんですね」
「口説く時はテレパシーを使ってだ」
相手の心理を把握しつつというのだ。
「攻めていってだ」
「そしてホテル」
「そういうことですね」
「ここで相手が隠していることを知ることだ」
口説く際には、というのだ。
「間違っても彼氏持ち、人妻には手を出すな」
「ですよね、リアルでは」
「そうした人と付き合ったら、ですよね」
実際の世界においてはだ、二人もわかっているのだ。
「殴られたり刺されたり」
「裁判沙汰とか」
「あと最悪ある部分を切断されて」
「トイレに流される」
二人も蒼白になりつつ言う、河豚の白子を食べながら。
「そうなったらもう終わりですよね」
「男として」
「玉ならまだいい」
悪田部も白子を食べつつ言う、河豚のそれを。
「子供は出来なくなるがな」
「出来る要素が消えますからね」
「それもかなり残念ですけれど」
「竿はまだありますから」
「起きることは起きますね」
「そうだ、しかしだ」
悪田部は二人にさらに言う、自分が注文した河豚の白子なり刺身なり唐揚げなりを食べつつ。鍋は二人が食べているそれに追加注文の形で入れている。
「竿がないとだ」
「子供は出来ますけれど」
「起きないですよね」
「それでいて欲が残る」
「男としての」
「男の欲は竿から起きない」
そこで感じるがだ。
「玉から起こるのだ」
「だから玉が残って竿が消えると」
「もう欲だけ残るんですよね」
「起きなくて」
「それで溜まる一方らしいですね」
「これは地獄らしい」
伝え聞くところによるとだ。
「それこそな」
「ですよね、怖いですね」
「玉潰されたら冗談抜きでショック死する程痛いらしいですね」
「竿切られても死ぬ程痛くて」
「そこは攻撃されたらアウトですね」
「だから普通の格闘技では絶対に禁止されている」
そうした部分や目へのだ。
「殺人術や戦争での格闘では別だがな」
「何しろ急所ですから」
「そこを狙ってこそなんで」
「そうした時はですね」
「また別ですね」
「そうだ、しかし大抵は狙わない」
普通の格闘技や武道の時はだ。
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