account 1 日常
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、リアアカのし過ぎなんじゃない? 色んなゲームだってあるし。熱中のし過ぎで、区別つかなくなっちゃんだと思うよ。そ〜いうのは、少しでもいいからおやすみするのが一番なんだよ? ほら、ゲームにだって表示されてるし。《1時間したら、15分は休憩》ってね」
「ま、まぁ 確かにそう言う線もあるよね」
「ん〜、私は白昼夢なんて、見たことないしー、後は 疲れてるせい何かも知れない、かな。それが、一番オーソドックスっぽいでしょ?」
聡明な妹。圭の自慢の妹だ。
頭もよく働いていて、どこにも非がないとも思える。周りに言えばきっと、シスコン、だと思われるだろう。勿論、色々と弁えているつもりだが、別にそう思われても構わないと思ってる。
…妹を守る男の人が現れるまでは。自分がしっかりとしなきゃいけない。
圭はそう思ってるから。
―――セカイは、激変 スル――――
その時だ。
再び、声が聞こえたのは。聞こえた、と認識、理解出来た瞬間 飛び跳ねる様に 圭は立ち上がった。
「っっ!?」
「? お、お兄ちゃん? どうしたの? 突然、立ち上がって」
琴美も驚いて、首を傾げた。圭は、琴美には何も言わず、ただただ 周囲を見渡していた。
―――サァ タノシモウ。 オマエハ、ウン ガイイ ―――
―――オマエ、ソシテ オマエノ イモウトモ、ドウヨウ二 ―――
―――モウ、オマエハ オレデ オレハ オマエ ―――
―――オマエガ、シヌコトハ ナイ ―――
―――ダカラ、 タダタダ、タノシモウ ―――
その後、圭は 糸が切れた人形の様に崩れ落ちた。
琴美が驚いて、急いで近所付き合いのある隣のおばさんに助けを求め、ベッドで寝かされた。
救急車を呼ぶ所まで言ったのだが、数分で目を覚ましたのだ。
最後に覚えているのは、その頭の中に直接響いてくる言葉の中のたった1つだけだった。
―――セカイは、激変 スル――――
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