account 1 日常
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いた。
圭には、これまでにも 色々とあったから。
そんな時だった。
「……ん? なんだ??」
突然、胸ポケットの中に入れていたケータイが光出したのだ。
着信か? と思ったが違う様だ。
それは、ディスプレイだけじゃなく ケータイ全体が光ってる様にも感じたんだ。
「え、な、なに? なにこれ??」
突然、ケータイの光が圭の身体全体を光で包んだ。
有り得ない光源に 驚く間もなく、光で包まれ 目の前も真っ白になってしまったのだった。
――ここは、どこ??
あまりにぶっ飛んだ自体だ。
意味がわからないし、思考も纏まらない。
身体が宙に浮いている様な浮遊感を感じるが、実際にどうなっているのかがわからない。目の前? 瞼はしっかりとあけている筈なのに、何も見えない。恐らくだが、光で溢れすぎていて、自分自身の姿が見えないのだろうか。
ただただ、真っ白な世界だけが続いていた。
『へぇ〜、漸くきたな! って思ったら、ガキだったか。まぁ 電子媒体持ってて良かったぜ。《入り込み》安いだからな』
そんな時だ。
たぶん、目の前からだ。目の前から、声が聞こえて来た。
「え、ええ? な、なに?? いったい、なに??」
『よぉー、小僧。お前、ついてるぜ?』
「な、何が、何が起きてるの??」
『まぁ、聴けよ。もぅ ちっとしたら、この世界で 面白そうな事が起きそうなんだよな。ま、詳細までは判らんがな。だから、よ〜。―――オレと一緒に遊ばね?』
「だ、だから、いったい……何を??」
会話が、全く成立しない。
何が起きてるのか? いったいなんなのか? それがわからないまま、だった。この声も理解が出来ない。目の前は真っ白なのに、声だけが聞こえてくるんだから。
だから、圭は 最終的には、夢だと思うしかなくなった。だが、それをも見越したかの様に《声》は続いた。
『はは。白昼夢なんかじゃないぜ? まぁ 信じられないのも無理ないな。ふつーは 信じれん。 だが、よ? 1回だけ、信じてみ? 楽しくなるぜ?』
「や、いや、信じてみ? っていわれても、何がどうなって、どうすればいいのか……?」
『簡単だよ。腹ん底から 一緒にヤルって 念じりゃ良い。……それに、お前 《強く》なりてぇんだろ?』
「っ……、な、なんで?」
『オレぁ、今お前ん中にいるんだ。今のオレに隠し事は不可能なんだよな。信じられないんなら、ぜーんぶ、言ってやろうか? お前がなんで
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