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〜three〜
〜three〜 プロローグ 伝説の始まり

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〜three〜






カン!カラン…。
空き缶のゴミ箱にアルミ缶が入る音が部屋に響く。すぐ近くの高校の受験に合格し、春休みをただ適当に、ダラダラと適当に過ごしていた一ノ瀬冬樹は暇すぎてイラついていた。
「あぁ…暇だ…。」
全く趣味もない。そのくせに冬樹は暇なのが大嫌いだった。中学では暇をつぶせることがなかった。部活、勉強何しても暇をつぶせなかった。暇を潰せるものといえばやたらと授業態度や服装にうるさい教師を殴るくらいだった。中学では何も面白いことはなかったなと思い返して生あくびをする。
ああ、明日は高校の入学式だっけとカレンダーをめくる。
「暇つぶし…あるといいな…。」
と呟きながら冬樹はベットの上で目を閉じた。
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