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ソードアート・オンライン 〜黒の剣士と神速の剣士〜
SAO:アインクラッド
第29話 絶体絶命
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叫びと共に剣を振り上げた。
アスナの時と同様にサキの手から細剣が弾かれ剣が宙を舞う。
「ヒャヒャッ!!死ねぇぇぇぇ!!」
絶叫と共にどす黒い赤のライトエフェクトを撒き散らしながら、クラディールは剣を振り下ろした。
「サキちゃん!!」
クラディールが剣を振り下ろす直前にアスナがサキに駆け寄り、サキを庇うように覆い抱きしめた。
………………………あれ?
しかし、いつになっても衝撃がこずアスナはふと疑問に思い顔を上げた。
「……え……うそ……なんで……」
「あぁ……来てくれたんだ……カゲヤ君」
そこにはこの世界で1番速い剣士、神速の剣士が立っていた。
クラディールの剣はカゲヤによって止められていた。
「な……てめぇどうやって……」
「簡単なことだ。手元を止めれば剣は振れない。だからソードスキルは強制終了した。ただそれだけのことだ」
「このっ……」
「
脚破
(
きゃくは
)
」
カゲヤは剣から手を離すと左脚を一歩踏み出し、高速で右回りに回転して靴底でクラディールを蹴り飛ばす。
体術スキル《脚破》、零距離で相手に廻し蹴りを撃ち込み蹴り飛ばすスキル。
元々、このスキルは攻撃力が高い上にカゲヤのような敏捷値と筋力値が高いプレイヤーが使えば重装備のプレイヤーじゃない限り簡単に蹴り飛ばされてしまうのだ。
無論、重装備のプレイヤーでもまともに喰らえば蹴り飛ばされてしまうが。
「がぁっ!!」
カゲヤの蹴りを真正面から喰らったクラディールは空高く飛ばされ岩壁に激突し落下する。
「後は任せろ。サキとアスナはキリトを頼んだ」
「う、うん」
そう言うとカゲヤはゆっくりとクラディールに近付いて行く。
「クソッ……てめぇ……」
クラディールは立ち上がりながら目に憎悪の色を浮かばせながらカゲヤを睨む。
しかし、カゲヤは平然とした態度で近付くと言った。
「お前には答えてもらうことがある」
「ああ!?答えるわけ……」
カゲヤはクラディールが言い終わるよりも速く動き剣尖をクラディールの首へと突きつけた。
「お前に拒否権はない………それと、動けば斬る」
その言葉と同時にクラディールの右手が止まる。
その数センチ先には大剣が横たわっていた。
「ハッ、もう少ししたら奴等が来る。そうすれば……」
「集まっていたラフコフの奴なら全員牢獄に送った。残りはお前1人だけだ」
「な……」
「さて、答えてもらおうか。なぜラフコフの連中が残っている。ラフコフはリーダーのPoH以外は全員牢獄へ送ったはずだが?」
「てめぇなんざに言うわけ……」
クラディールの台詞の途中で、ヒュッ!、と風を斬る音と共にクラディールの右肘から下が切
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