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魔法少女リリカルなのは strikers〜銀拳の魔導師〜
第七話
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〜機動六課 訓練スペース前〜
初出動も無事に終わり。今日も今日とて訓練に励む新人フォワードの面々。皆一様にやる気に満ちている…………そんな中、俺はその訓練の様子を前方のモニターで確認している。俺の隣には"八神シグナム二等空尉"その隣には"ヴァイス・グランセニック陸曹"の二人が俺同様モニターを眺めている
「いやぁ〜、やってますなぁ」
「初出動がいい刺激になったようだな……」
「いいっすねぇ……若い連中は……」
「おい、グランセニック。俺、お前と歳同じなんだけど……」
大丈夫だ。俺はまだ若い……はず
「あれ?檜森さんって、俺と歳同じなんすか?てっきり歳上かと……」
「む?そうなのか?私も檜森の方が歳上かと思っていたんだが……」
「……どうせ老け顔だよチクショウ……」
前々から何度か言われた事あるけどやっぱりショックだわ……
「あはは……そう言えば、二人は訓練に参加しないんで?」
「私は……古い騎士だからな。スバルやエリオの様なミッド式と混じった近代ベルカ式の使い手とは勝手も違うし。剣を振るうしかない私がバックス型のティアナやキャロに教えられる様な事も無いしな。ま、それ以前に私は人に物を教えるとゆう柄ではない、戦法など届く距離まで近づいて斬れ。ぐらいしか言えん」
それは戦法と呼べるのだろうか……俺が言うのもなんだけど確かにシグナム二尉に教導は向いてないかもしれん
「はは……すげぇ奥義ではあるんですけど……檜森さんは参加しないんで?」
苦笑いのグランセニックが俺に話を振ってきた
「俺の担当する二人……ランスターとルシエは、どっちも今やっている訓練がある程度落ち着くまで他の訓練はできそうにないからな……俺の出番はもう少し先になる」
ランスターは射撃型の魔導士として判断速度と命中精度の向上。ルシエは戦闘に必要な回避モーションの会得。これらの訓練が身につかなければ次のステップには進めない……
「……さて、俺はフィニーノに用があるから。ちょっと失礼するよ」
そう言って俺は訓練スペースを後にした
〜デバイスルーム〜
「おーい、フィニーノいるか?」
「は〜い……あ!檜森さん、ちょっと待って下さいね〜」
部屋の奥から待機モードのヴァリアントを持ったフィニーノがやって来る
「頼まれてたカートリッジシステムの拡張。終わりましたよ」
「おぉ、ありがとう」
〈装弾数が3発から5発になりました。これなら能力限定をされていても瞬間的に高い火力が期待できます〉
そう、能力限定がされている今は前みたいに派手な魔法はあまり使えない。なので、カートリッジの数を増やすことで普通の魔法でも瞬間的に威力を上げることができる
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