第24話:恐怖!ゴリラ男!
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某町でゴリラのような大柄の男に襲われる事件が多発し、警察官にも被害者が出たとあって、地球防衛隊からアンヌとツヨシが調査に現れた。
「現場に近いモンキーセンターで聞いてみましょう。」
アンヌ達はモンキーセンターの所長と研究者の女性から話を聞いたが、
「警察も我々から事情聴取を何回もして来ましたが、我々も全く分かりません。」
仕方なくセンターを後にしようとした時!
何故かパトロール車が故障していた。
「困ったわね!」
夕暮れ時の、辺りは山奥なので、仕方なくセンターで一泊することにした。
すると、近くにいた大柄の清掃員が猿山の中にいた一匹の猿に指を噛まれた!
「あっ!大丈夫?」
アンヌがすかさず駆け寄り、持っていたハンカチで男の傷を応急処置した。
「大丈夫よ。」
「・・・、う。」
男は礼も言わず、そそくさとその場を立ち去った。
「なんだあいつ?アンヌさんにお礼の一言も言えないのか?」
自分もしてもらった事のないアンヌの介護に嫉妬したツヨシの側に助手の女が現れた。
「ごめんなさい、あの男は口が利けないの。」
「そうだったんですか。」
遠くへと消える男に同情する二人だったが、この後、所長と助手、そしてアンヌに介抱してもらった手に巻いてあるハンカチを舐めながら匂いを嗅ぎながら興奮する男から恐ろしい仕打ちを受けるとは想像だにしなかった。
それから暫くして、ツヨシがパトロール車の故障を調べている時だった!
「うがあーっ!」
ツヨシが振り返ると、ゴリラのような怪物が現れ、いきなりツヨシの頭を殴り付けた!
「ギャーッ!」
尋常ではない威力で頭を殴り付けられ、ツヨシはその場で気絶した。
「ゴリラ人間のサンプルを殺したのか?」
そこに現れたのは所長と助手だった。
「お前と言うやつは!」
すると、ゴリラから変身の解けたあの、アンヌに介抱された男が怯えながら立ちすくみ、所長達の後をついて行った。
後には故障中のパトロール車と気絶したままのツヨシが残された。
「もうっ、ツヨシ君ったら、連絡もしないでどこ行っちゃったのよ?」
それから程なくして、アンヌがツヨシを探しにモンキーセンターの館内を探していた。
すると、地下室の方から何やら声が聞こえてきた。
アンヌが地下室の方へと向かうと、地下室の中からいきなり助手が現れ、アンヌを部屋の中に引きずり込んだ!
「きゃっ、いやっ!」
床に尻餅をつかされるかのように乱暴に扱われたアンヌは、右手でウルトラピストルを抜こうとしたが、助手の女が手に持つ鞭で右手を弾かれ、恐怖で全身をわなわなと震わせた。
ふと、横に目をやると、そこには、アンヌが介抱した男が両手をバンザイの格好で、天
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