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第2部『計画打倒編』
第6話『恐怖のメカディロード!』
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「はあ〜っ、困ったわ。」
ウリスはため息をつきながら考え事をしていた。新年早々ため息とは、福が逃げてしまうものだ。
「どうしたの、ウリスぅ?」
晶はため息をついたウリスに質問する。
「凪風雅。奴がるう子達の味方になってから私達の計画は進行せず、停滞。第3段階にシフトも出来ていない始末。味方に付けようにも、仮面ライダーに変身出来ない彼は要らないのよ。」
ウリスは、計画の状況を説明する。
「そうですか。蛮野博士、ウリスに例の資料を。」
リメンバは蛮野にある提案を促す。
「仕方ない。リメンバ、例の物をウリスへ。」
蛮野の言葉を聞き、リメンバはウリスに小型端末を渡す。
「リメンバ、これは何かしら?」
「電源を入れて下さい。」
「分かったわ。」
ウリスが電源を入れると、
「私に何か用かね?」
まるでモアイ像のような顔が現れ、蛮野の声がウリスに質問する。
「なるほどね。蛮野の使えって事ね。とりあえず、凪風雅を私達の力にする方法はあるかしら?」
「その程度か。簡単だ。彼が仮面ライダーであった頃の記憶を使い、それを味方にすればいい。使うべきデータは用意しておいた。なまじ複数の世界を救った今の雅より、仮面ライダーの世界のみを救った時間軸の彼を使うのがベストだろう。使いたまえ。」
「分かったわ。ありがたく利用させてもらうわ。」
<クリエイト!ナウ!>
ウリスはクリエイトウィザードリングを使い、ネット小説の世界のみの戦士、仮面ライダーディロードを召喚する。
「ここはどこだ?俺はあの時、ディケイドによって殺されたはず。君達は一体?」
「雅さん、あなたの噂は知っているわ。なんでも、数多くの世界を救ったらしいわね。そこでお願いがあるの。実は、私達の世界はあるカードバトルをしないといけない世界なのに、それを奪い、世界を滅ぼそうとする連中がいて困っているの。協力して貰えない?」
「なるほど。戦うことが正常な世界で、そのシステムを奪うことは、この世界の崩壊に繋がる。それは別の世界の崩壊の連鎖に繋がるからなんとしても止めないと!ありがとう、教えてくれて。俺はそいつ等を倒しに行って来る。」
ディロードはそのまま出て行く。
「愚かね。ちょっと世界のためって言えば正義の味方なんて簡単ね。」
ウリスはほくそ笑んでいた。

その頃、るう子は雅の部屋に来ていた。
「新年、明けましておめでとうございます!」
るう子達は雅に新年の挨拶をする。
「おう。新年、明けましておめでとう。そうだ。みんなに新年のお年玉だ。」
雅はるう子に新年の挨拶をし、ぽち袋を渡す。
「ありがとうございます!」
「あれからどうだ、調子は。」
「あれから、出てくるダークライダーは黒影トルーパーだけ。ウリスの情報も手掛かりも掴めないまま。」
「そうか。」
るう子と雅が
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