ターン39 鉄砲水と灼熱の傭兵
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とその中身、ちゃんと他の人たちにも渡しておいてよー!」
「わかった。仕方ないな、気は進まないがそれぐらいなら問題もないだろう。引き受けた」
デュエルが始まるまで、あと10分強。まずは場所を取ることが最優先として……だけどそれ以外にも考えることが、今日のデュエルからは見えてきた。
グレイドルの寄生は恐ろしい力を持つが、その強さは攻め手が単調になる弱点と裏返しの関係にある。それでも並みの相手なら、ポテンシャルの高さを生かして押し切ることもできるだろう。だが、すでにタネがばれている者や今のように応用力の高い強者が相手だったら?目の前の敵にやみくもに寄生するだけだと、今回のように寄生相手を誘導されてこっちが掌の上で踊らされることになってしまう。かといって寄生しないという選択は、グレイドル単体での戦闘能力の低さを考えると現実的でない。元から僕のデッキに入っているモンスターたちも頑張ってくれてはいるのだが、どうしたって改造前と比べてデッキそのものの戦闘力が低くなっていることは否めないわけで。
これはこのデッキの致命的な弱点だ。ここを補完しない限り、僕はグレイドルのポテンシャルを最大限に引き出せていない。何か改善案を考えなければならないだろう。
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