第十八話 プールですその十八
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
。
「だからわからないものなのよ」
「そうなんですか」
「ちっちなんか私よりずっといい表札じゃない」
それでまた言われました。先輩みたいな方に言われると恥ずかしい位です。
「男の子だって見ているわよ、ちっちの表札」
「まさか」
「きっとね。ちっちにはいい子が出来るわ」
その時の先輩のお顔を見て思わず心の中でうわっ、って思いました。凄く優しげで清らかで。何でこんな奇麗な方と一緒のお部屋なんだろうって思える位の。そこまで奇麗な笑顔でした。
「その子を大事にしなさいね」
「それってひょっとして」
「ちっちの将来の旦那様ね。十六よ」
十六になったら結婚出来る。これは知っています。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ