第04話?なの(読まなくても大丈夫な回)
[1/2]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
藤原高貴の独白 No.01
どうしてこうなった?
――確かに御神流にはちょっと憧れていた。でもそれはあくまで、「ちょっと」なんですよ。
赤兄貴の中華剣二刀もかっこいいけどやっぱり日本人なら刀!それも小太刀二刀流なんて最高にクールだぜぃ、なんてミーハーな気持ちに過ぎなかった。
だから、「遠く」から高町士郎や高町恭也の小太刀を「視る」ことで、一流の担い手にはなれずとも二流の使い手にはなれる、そんな便利なエミヤの力を得た。・・・そのはず、だったのに。
「コウくんは御神流に適正がありそうだね。」
あの日、なのはからその言葉を聞いた時、最高に嫌な予感がした。だから俺は全力全開で御神流への関心を閉ざした。・・・・そのはず、だったのに。
何故か今、俺は先日退院したばかりなはずの士郎さんに高町家の道場で扱かれている。
初日から素振り2000回って、こんなの絶対おかしいよ。子供が竹刀を1000回振れるようになるまで普通は年単位で時間がかかるよ?
何もかも「コウくんも気(魔力)が使えるの!」なんて暴露してくださったなのはのせいですよ。本当にどうしてこうなった?!
そしてなのは!掛かり稽古は1分が限度だ!!
マジで死ぬほど怖いんで瞬動まで使った全力全壊な打突も止めてくれませんかねえ・・?こう見えても藤原さんは初日なんですわ?お?
hai!!ごめんなさい調子に乗りました!でももう、見えてはいても、藤原さんの体が追いつけなくなりそうなんですよ!!
え、「おはなしをきかせて」?これは、嘘を付いていたのがバレてたんでせうか・・・?
あっ、あっ、あっ、それよりもう限界です早く交替してくだs 「み"ょんっ!!!」
-------------------------------
なのはの転生者メモ No.01
【名前】
藤原 高貴(フジワラ コウキ)
【あだ名】
コウくん
【家族】
一人なんだって。。。
【関係】
お友達なの。
【彼について】
コウくんが天涯孤独になった理由は、容姿が日本人にありえないと生まれてすぐに捨てられたかららしいの。
それは名前の由来に直結してもいて、「人と違った容姿にコンプレックスを持たず、寧ろそれが備える気品を誇りとして欲しい」と園長さんが付けてくれたんだって。
コウくんとおんなじ虹彩異色だったアレクサンドロス大王を意識したのかも知れないの。とにかく、理由を聞いて凄く良い名前だと思いを改めたの。
そんなシビアな過去を持ちながら、コウくんが高いモラルを保持しているのは、やっぱり前世の経験や知識を持った転生者だってことが大きいみたい。
前世ではかなり良識的な人物だったのかな。あと、コウくんはなのは
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ