プロローグ
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駒王学園。
駒王町にある元女子校の高校。
その駒王学園には生徒たちに有名な人物達がいる。
「駒王学園の二大お姉さま」と呼ばれている三年生のリアス・グレモリーと姫島朱乃。
「変態三人組」と呼ばれている二年生の兵藤一誠、元浜、松田。
「学園一のイケメン王子」こと二年生の木場祐斗。
「学園のマスコット」の一年生塔城子猫。
だが、上記の二組以上に有名な人物がいる。
その人物の名は、鬼龍壊斗。
「駒王の破壊神」の異名で呼ばれている。
彼についての噂は後をたたず、
曰く
「隣町の不良500人を相手にして無傷で勝利した」
曰く
「走っているトラックを受け止めた」
曰く
「何も武器を持たず、丸腰の状態でヤクザの組を潰した」
曰く、曰く、曰く曰く曰く……。
彼の事に関しての噂は尽きないのだ。
だが、物騒な噂が多くある彼だけれども学園では煙たがられているわけではなく、寧ろ人気者と言っても差し支えないほど生徒たちに慕われている。
性格も良く 、素行も良い。授業態度も良く、成績優秀、運動神経も良い。兄貴肌でとても優しい人柄なのだ。
学園では「破壊神」と言われているが裏では「学園のお兄さん」や「学園の兄貴」などと呼ばれている。
そのような噂がある「破壊神」本人、鬼龍壊斗は一人とある場所にいた。彼の周りは薄暗く、辺りに小さな炎があるためようやく見えるような闇が広がっている。そんな彼の近くには巨大な怪物がその身体のほとんどを焼かれて倒れていた。焼かれていない部分を見つける方が難しいほどだ。そしてよく見れば他にも同じような状態の怪物が他にもたくさんいた。
そのような惨状を生みだした本人は中心で誰かと携帯で連絡をとっていた。
「何でそんな好青年になってんだよ俺、どうなってんだよ。え?……………………サーゼスクが?そうした?何で。……………………はあ?そうした方が面白いから?あの野郎〜、今度会ったらしめシメてやろうかなあいつ。サーゼクスが言ったんだろうが、妹の近くに不良とかを近づけないようにしてくれって。いつもいつも面白そうだからって迷惑かけやがって、え?…………………シメていい?マジで?なら今すぐ帰るってえ?…………セラフォルー様の呼び出し?何かやったっけ俺?まぁそれは行けばわかるか。…………おう、じゃあそのまま向かうってセラフォルー様に伝えておいてくれグレイフィア。じゃあまた今度あった時はよろしく」
そう言って彼はその場から動かずに炎が揺らめく様にして消えていった。
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