第2話 何でもないような尊き日々
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じゃろう?」
鉄心の挨拶代わりの褒め言葉に気付きもせずに、実に嬉しそうに雷画は頷いた。
「衛宮に執心過ぎるんじゃないかのぉ?」
「それはアレか?儂が魔術師に誑かされているとでも言いたいのか?」
「っ・・・・・・・・・・・・」
雷画の言葉に鉄心は詰まった。
確かに今日この場で士郎=魔術師を聞こうとも思っていたが、まさか雷画の方から切り出すとは思わなかったからだ。
実の孫や自分の補佐ですら気づけない位の鉄心の僅かな動揺を見逃さなかった雷画は、軽く息を吐いた。
「確かに士郎は気に入っとるが、盲目になるほど落ちぶれてはおらんぞ?少なくとも。自分の学校の女生徒達を若さの秘訣にしておるどこぞの腐れ爺よりはマシじゃわい」
「何じゃと!?お前と言う奴は!人のフェチズムを否定出来る程、何時から偉くなったんじゃ!」
「偉いどうのこうの以前に犯罪じゃろ?セクハラで訴えられても可笑しくないぞい?儂が生きている内に性的暴行を女生徒に行った疑いで逮捕などと、辞めてくれい。笑い話にもならんからの」
「なるかい!」
方や冷静に方や煩くと将棋盤を挿んで言い合う2人。
一気に言い切ったのか、鉄心は軽く息を切らす
「因みに言っておくが、士郎が魔術師だと触れまわす様になったら全面抗争に入るからの」
「むぉ!?」
漸く落ち着けると思ったら、雷画の言葉に電撃を撃たれたかの様に慌てて立ち上がったのだった。
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