第1章:平穏にさよなら
第23話「“破滅”の終わり」
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相当な威力だからね。
「っ...!」
〈バインドです。〉
「そうだ...ねっ!」
バインドで拘束されるも、力ずくで破壊する。...いや、シャルがバインドブレイクをしやすいようにしてくれてるけどね。
「あはははははっ♪」
「ひぃっ!?」
なんかお兄ちゃんの援護があるからか、テンションが高まって笑いながらバインドをしてきた奴に接近する。
...結果、怖がられました。ショックだなぁ...。
「そーれっ!」
バインド使いはこれで堕とした。後は....。
『緋雪、他の奴は倒しておいたから、他の人の所に....あ、別にいいや。』
「『あ、お兄ちゃんがやったんだ。』」
それにしても、別にいいってどういうことだろう?
『他の所も全部片付いた。つまり、決着がついた訳だ。』
「『これで終わったの?』」
....なんか、あっけないというか、終わったって実感が薄いなぁ...。
『余裕があるなら、適当に捕縛して連れてこいってクロノから言伝だ。』
「『りょーかーい。』」
当然、私は余裕がまだあるので適当にバインドで連れて行く。
「シャルー、転移魔法って使える?」
〈当然です。座標はアースラの転移ポートでいいですね?〉
「うん。お願い。」
魔法陣が展開され、私はその場から転移した。
=優輝side=
「....終わったな。」
「そうね。」
援護射撃で次々と倒せたので、最後は一気に戦いが終息した。
「さて、僕らも戻ろ...っ!?」
「ど、どうしたの?」
さすがに捕縛して連れて行く余裕はないので、すぐに転移魔法を使おうとしたが、力が抜けて使うのを失敗する。
「....魔力切れみたい....。」
「....えっ?」
〈マスターは今まで無駄なく魔力を使用していましたが、さすがに足りなかったようですね。〉
締まらないなぁ...。
「大気中の魔力を吸収。リヒト、回復までどれくらいかかる?」
〈転移魔法だけでしたら一分程で。〉
早くて助かった。この世界の魔力濃度が低かったらもう少しかかってただろうな。
「ごめんかやのひめ。少し、戻るのに時間がかかる。」
「...別にいいわ。それに....(しばらく一緒にいれるし...)。」
「それに....?」
「な、なんでもないわよ!」
そっぽを向いてしまうかやのひめ。...なんだったんだろう?
一分後、無事に僕らはアースラへと戻った。
長いようで短い戦いもこれで終わりだ。一件落着.
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