第1章:平穏にさよなら
第23話「“破滅”の終わり」
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かやのひめの肩と膝裏を持つ。つまりはお姫様抱っこだな。
「えっ、ちょ、あ、あのっ!」
「ごめん、我慢して!」
空に飛びあがり、緋雪たちの方へ向かう。
「は、恥ずかしいわよ!せ、せめておんぶにしてよ!」
「わ、わっ、暴れないで...!分かったから!」
魔力で足場を作り、一度かやのひめを降ろす。
「....む.....。」
「...今度はどうしたの?」
「い、いえ、なんでも....。」
そう言って僕の背中に乗っかったかやのひめ。
「よし、行くよ!」
「(こ、これも結構恥ずかしい....!)」
かやのひめさんはまた何か考えているようだけど、とにかく緋雪たちの所へ向かった。
=緋雪side=
「はぁああっ!」
「がぁあああっ!?」
また一人、レーヴァテインで倒す。
お兄ちゃんのおかげで一人倒して以来、少しずつ優勢になってきた。
「(でも、まだ攻めきれないなぁ...。)」
やっぱり奴らの連携が上手いため、一気に倒す事ができずにいる。
油断すれば、あっさり負けそうになるし...。
「おらぁっ!」
「っ!」
残っていた接近型の男が、攻撃を仕掛けてくる。それを私は凌ごうとして...。
「がっ....!?」
「えっ....?」
先に何かに撃ち落とされる。
『緋雪、聞こえるか?』
「『お兄ちゃん!?どうしたの?』」
『今、かやのひめと一緒にいて二人で狙撃してる。援護は任せてくれ!』
「『そうなの!?...分かった!』」
お兄ちゃんからの援護なら安心して任せられる。
「(....あれ?今、お兄ちゃん、かやのひめさんの事、呼び捨てで....。)」
....後でちゃんと聞かせてもらおう。うん、そうしよう。
「な、どこから....!?」
「私の事も忘れないでね!」
「ぐほっ!?」
狙撃に驚いた一人に腹パンを決める。魔力で強化しておいたから大ダメージだよ!
「はい、おまけ!」
「がはっ!?」
腹パンをしてないもう片方の手で射撃魔法を放つ。これでノックアウトだ。
「『司さん!』」
司さんの方にいる敵目掛けて射撃魔法のスカーレットアローを放つ。
『ありがとう!』
「隙ありぃっ!」
「残念、想定済みだよ!」
砲撃魔法が飛んできたので、一時的に防御魔法で防ぎ、その間にレーヴァテインを再度発動し、ぶった切る。
「堕ちなよ!“ツェアシュテールング”!!」
砲撃魔法をした奴の目の前を爆発させる。爆風だけでも
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