トリップ二年目
第一章 みかん、師匠になる
第二話 成人組に混ざり麻雀
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諏訪さん・・・若い子に麻雀を勧めるなんて・・・
しかもお年頃女子。
そこに風間さんがご登場。何しに来たんですか。
まさか、菊地原を巻き込んだから怒ってらっしゃると・・・
「風間だ。
真木、木崎が迎えに来れないから俺が代わりに玉狛まで送ることになった。
・・・・・・桐条、未成年で麻雀か。」
風間さんが送る!?いやいや太刀川さんがいいし。
私、太刀川さんが送ってくれるまで帰りたくないし!!
こうなったら・・・
「みかんが麻雀するの見てから帰りたいです。
ダメ、ですか?」
少しでもここに留まる!!
「ヒュー♪風間がデート♪
くっそー!!オレも彼女欲しい!!」
「俺なんか告ると頭悪い人は嫌だって言われるんだ!!」
「別に彼女はいないし、太刀川は自分の責任だろ」
大丈夫です。太刀川さん。
私、いつでもフリーですから来てくださいよ。結婚!!
「東さん、メモください」
「あぁ、書くものもだね。
紙は何枚。」
「何に使うんだ?」
冬島さん、東さん、みかんだけなんか平和。
別にいいんだけど、みかんはそのメモを何に使うのかな?
何か必死に書いてるけど。
とりあえず観戦しよう。
「風間さん、麻雀のルールわかりますか?」
「簡単に言えば役を揃える賭け事だ。
まだ知る必要はない。
それより桐条は麻雀をしたことがあるのか?
ルールに困ってはいないな。」
「いや、知らないって言ってました。」
「・・・そうか。」
ん?風間さん、何を不思議そうに見ているんだろう。
私にはルールが分からない。難しいから。
ただ、みかんが動いたのはわかった。
「証明完了・・・」
誰もそれは突っ込まなかった。
ルールでそんな台詞ないんだけどね?
だってみんな、みかんが揃えた柄を見て固まっているから。
「緑一色(リューイーソー)」
緑だけだと綺麗だね〜凄い凄い。
で、それはなんなの?
「えーと、本当に麻雀は初めて?」
「東さんに疑われるなんて・・・
皆さんの麻雀を見てて思ったんです。もしかしたら、確率次第でビリだけは逃れられるんじゃないかって。
あっ、緑一色しか私、知らなかったから・・・」
「なるほど、水平思考、論理思考を2つ持つ頭か。」
え、風間さん、今なんて・・・
みかんは真逆な思考を2つ持つんですか?
矛盾してません?
私が首をかしげていると、冬島さんが耳元でみかんの揃えた柄の説明をしてくれた。
あ、私、それで首をかしげているわけじゃないんだが。
「緑一色はポーカーでいうロイヤルストレートフラッシュ並みに・・・
いや、麻雀で一番強い手札みたいなもんだ」
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