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SAO二次:コラボ―Non-standard arm's(規格外の武器達)―
prologue:Unexpected weapon(予想外なる武器)―――episode2
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「かかれぇっ!!」
「「「おおおぉぉっ!!」」」

「……ッハァ……やってやりますか」
「―――さぁ、始めましょう……!」


 発生と同時に、ニヒトへ切りかかってくる二振りの刃。

 一つ目を銃ではじいて二つ目はダッキングで回避し、弾いたまま上を向いている右方の拳銃で一人の脳天を穿つ。

 立ち上がりながら振りかぶるもう一人の喉を、左肘で打ち即座に右の銃を発砲。
 悲鳴も上げられず後頭部から叩きつけられた。

 間隔を置かず脚を伸ばしたまま宙返りする。
 逆さま状態のまま空中から乱射を行い真下の敵二人をハチの巣にし、着地と同時に背後へ足払いをかました。


「ほれっと」
「へ、はっ?」


 間抜けな声をあげ上下逆に“させられ”た敵を、左の銃で二度撃ち抜いた。

 そのまま軽く仰け反って銃口を後ろへ。其方を向かずにトリガーを引く。
 後ろ陣取った構成員は抵抗も出来ず、二つの銃口から放たれた弾丸で錐揉み回転させられた。


「ハッ!」


 ……オマケとばかりに左右の兵へも追加発砲。
 背後から引っ張られた見たく、無様にすっ飛んで行く。


「ぞおりゃあっ!!」


 気合を入れる為に響いたらしき、聞くに堪えない痰の絡んだ濁声がニヒトへ届く。

 音源を確認するまでもない。
 先から機会を窺っていた敵が前方から迫り、切っ先を構えて突っ込んで来たのだ。


「ほーらよっ」


 対するニヒトは僅かに口角を上げて、軸をずらし斜め前方へ跳躍。
 身を捻り翻して、丁度敵の側面がニヒトの正面を来た瞬間、迷わず三連射を見舞った。



「せあ゛っ!!」
「ハッ!」


 またも響くダミ声に、良く通る澄んだ声。
 ……セツナもまた、手段を相手して優位に立っている。

 正面よりの一撃を鎌刃の背でガッチリ受け止め、パリングしてから間を置かず後方を鎌で一刀両断。

 武器を構えた格好のまま、敵の体がフリスビーみたく宙を舞う。


「せっ!」


 柄尻で背後へ一突き。
 先にいなした一人の腹を強かに打ち、振りかぶった格好となった事を利用して、振り下ろしから前方の敵兵を真っ二つ。

 己が反転しながら鎌も頭上でクルリと回し、柄尻に峰にと散々叩かれた構成員をスッパリ、二枚降ろしにしてみせた。


「はあっ!!」

「!? う、ぐへぇ!」
「かは……!」


 突進からまたも一度刃が閃き、真横へ薙がれた大鎌が二人の身体を刈り取る。


「しゅっ……!」
「うごっ?」


 両手で持ち、右側で鎌を高速回転させれば、鋭利な切っ先が下方から敵の身体を串刺しに。
 そして無言のまま上半身を両断する。


「お
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