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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第212話 新たな世界
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レイナは慌てて 話題を逸らせようとして、タイミングよく シノンが見えたから、指をさした。 ナイスタイミング! とレイナが思ったのは言うまでもない。
『はい。エステルの憧れの人とご対面だよ』
シノンは、ひょい、と手を引っ張りよせた。
『えっ あこ……が……!?』
『っ……、そう言うのやめてくれ』
ばったりと、対面した。シノンのいい方に苦言を呈したリュウキだったが、一先ず挨拶はすべきだろう。……その辺はリュウキはしっかりとしているのだ。勿論、人による、という幼っぽさはあるものの、綺堂の言葉は何よりも大切だし、それに 悪い印象を受けてる人ではないから。
『ぇ……は、ぇ……?』
リュウキの姿を見て、口をぱくぱくとさせてる少女がいた。桃色のショートの髪。GGOでは 薄い黄緑の色、珍しいゆったりとした服を着用している。云わば女の子を主張する様な通常装備だ。それを羽織っているプレイヤーは この世界には少ない。女プレイヤー自体が絶対的に少ないのだが、その中で更に少ないと言っていいだろう。だから、来たばかりだと言う事がよく判る。
レイナ自身も、リュウキやシノン、キリトに会う為に飛び込んできた、と言う話が本当であると言う事がよく判った。
『どんな紹介が合ったのか、それは 判らないが……、初めまして。オレがリュウキだ、え、えっと……ふぁん? だったかな。こう言う時、どういったらいいのか……』
ファンを公言している人の前で、しどろもどろになってしまうリュウキ。いつもの彼を知っている人が、更に戦っている姿を見ている人が、今のリュウキをみたら、所謂ギャップが凄く激しくて、何処か面白いと言うものだ。若しくは萌えてる! と言う人もいたりする。
だが……、エステルはそのどちらでもなかった。
『ぴゃ、ぴゃあああ!?』
『ふぁっ!?』
突如、背筋をぴん、と伸ばして、奇声をあげていた。
突然の奇声にシノンも驚いた。
『ははははは、はじめましてっっ!! ですですっっ!! わ、私の方から、私のほうから ごあいさつをっ! って、おもってたんですがっっ! ま、またせてちゃったです! その上に、先にあいさつを、なんてっっ!?』
『!?』
『ちょ、ちょっと。エステル落ち着いて』
『そ、そうだよー、ほ、ほら 深呼吸深呼吸っ』
何を言っても無駄であり、完全にパニックってしまってるのはエステルだ。
『ふぇっ、あ、そ、そうですね、お、おちついて、お、おちゃでも 持ってきますですっ!!』
『だから、落ち着いてって、NPC酒場なんだから、全部自動だって。それに』
『いいい、いいですいいですっ!! NPCさんにめいわくですからっ! わ、わたしがっっ!!?』
『め、迷惑って……』
シノンが
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