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冬の空の
たれそ想ふや
恋し君を
想いてや眺む
有り明けの月
一際寒い冬の明け方。
ふと…彼は誰を想っているのだろう…。
誰か恋しい人がいるのではなかろうか…と考えてしまい、胸が苦しくなってしまった…。
それでも彼を愛しく想い空を見上げると、そこには月が幽かに淡い輝きを放っていた…。
君 想い
会えぬや侘し
年越しの
届かぬ心に
雪ぞ降るなり
帰省した彼は、一度だけ顔を見せてくれた…。
それで満足すべきなのに、やはり大晦日の年越しに…一年の終りに会えないのは寂しく…虚しくなってしまうものだ…。
今季の冬は未だ雪が少ないと言うのに…私の心には雪が降り続いている。
全く…なんと皮肉なことだろう…。
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