暁 〜小説投稿サイト〜
フェイト・イミテーション ~異世界に集う英雄たち〜
ゼロの使い魔編
三章 王女からの依頼
架の休日<後編>
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こう返すだろう。
「おやすみ、ルイズ。」
「え、ええ。」
しばらくすると微かに寝息が聞こえてきた。対してルイズは全然寝つけないのだが。
普段は大人っぽいしゃべり方だが、こうして寝顔を見ると年相応の少年そのものだ。ついつい可愛いと思ってしまう。
「自分の気持ちを見つめてみろ、ね。」
そっと、彼に気付かれないように体に身を寄せる。直に感じる彼の温もりにルイズは笑みを浮かべた。
「なら、徹底的に追いかけて見せるんだから!」
この感情に名前を付けられるまでは―――
だが、ルイズは知る由もなかった。
「これよ!これを使えばルイズから引き離せるわ!待っててねダーリンんンンンンンンンンンンンンン!!!!」
早くもその仲を裂かんと動く影があることに・・・。
というかキュルケ、それはほとんど悪役みたいだぞ・・・。
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