神風と流星
Chapter2:龍の帰還
Data.28 In receiving me
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いた。
「おい!ルリ!?」
「悪いなクライン!先に戻っててくれ!」
うろたえるクラインに簡潔に応答し、俺は走る。
上を見上げ、位置を調整する。あとは、覚悟を決めるだけだ。
「バーの半分くらいなら、ダメージも覚悟してやるさ」
そう、呟いたのとまったく同じタイミングで。
「スカイ、ダァァァァァアアアイブ!!!!!」
空から、女の子が降ってきた。
「せい、やッ!」
なるべく衝撃を吸収するように身体を使って受け止める。そしてすぐさま、
「逃げるぞ!」
「あいあいさー!」
飛び降りたシズクを追って、龍たちがブレスを撃とうとしている。幸い、チャージにはまだかかる。
その間に扉まで戻れさえすれば、後はどうとでもなる。
「走れ走れ走れ!」
数十分前と同じく、いやそれより速く俺たちは走る。
ちょうど通路にたどり着いた瞬間に、五本のブレスが放たれる。
この距離なら、間に合う――――!
そうして、俺たちは再び扉の内側に飛び込み。
赤と黒のブレスが扉に当たる音を聞きながら、安堵するのだった。
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