100章 ボブ・ディラン と オクタビオ・パス
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100章 ボブ・ディラン と オクタビオ・パス
年の暮れも迫る、12月19日の土曜日。
気温は16度ほどで、青空が広がっている。
ユニオン・ロックが主催する、下北芸術学校の、
第2回の年忘れ・下北芸術学校・音楽祭りが、ライブ・レストラン・ビートで、
午後2時から開かれるところである。
ライブ・レストラン・ビートは、下北沢駅、南口から、歩いて3分。
モリカワの経営するライブハウスである。
1階フロア、2階フロア、その280席は、マスコミの人たちや、音楽や芸術好きの人たちで、
すでに満席で、これから始まる楽しいひと時への期待に、フロアは熱気に包まれている。
ユニオン・ロックとは、外食産業のモリカワと、外食産業最大手のエターナルが、
共同出資で、1014年9月に始めたばかりの慈善事業である。
そのユニオン・ロックのHPにあるインターネット上の学校が、
下北芸術学校であった。始めたころは、下北音楽学校という名称だった。
子どもから若者や大人までを対象として、
音楽に限らずに、マンガなど芸術的なジャンルならば、
幅広く、学べる環境の提供や支援できるシステムにしていこうと、
学校の運営の基本的な考えを広げたために、下北芸術学校に変更したのである。
「みなさま。よーこそ、お越しくださいました!わたくし、佐野幸夫と申します。
ライブ・レストラン・ビートの店長をさせていただいております。
みなさまと、こうして、楽しいひと時を過ごせることは、本当に、うれしいことです。
精いっぱい、がんばって、司会を務めさせていただきます。
まあ、みなさまとご一緒に、飲んだり食べたり、歌ったりもさせていただきたいのですが。
そうそう、クリスマスも近いので、クリスマスソングもたくさんやりますからね。
ささやかですけど、抽選による、クリスマスプレゼントも、ご用意してあります!
わたくしも、このように、抽選券を、ゲットしてまーす!あっははは。
ではでは、とにかく、みなさま、すばらしい楽曲の数々と、おいしい食事やお飲物、
そして、ご歓談などで、楽しい、ひと時にしてまいりましょう!よろしくお願いしまーす!」
そう言って、お辞儀をする、身長179センチの佐野幸夫、
1982年生まれ、9月16日生まれ、33歳。その笑いを誘うキャラクターで人気もある。
大きな拍手や、「佐野ちゃーん!すてきぃー!」とか言う女性の歓声や、笑い声が沸いた。
「いやー、どーも、どなたか、女性から、ステキだなんて、
お褒めの言葉をいただいちゃいまして、身に余る光栄です。あっはは。
さて、それでは、第2回の年忘れ・下北芸術学校・音楽祭り!
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