ごめん・・・
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ないために彼女の前からいなくなったのに彼女は俺のことをずっと忘れずに待ち続けていてくれたのだ。
涙が止まらなくなった。シェリアの優しさと自分の情けなさに。
「目が覚めたか?」
「うん・・・」
すぐにリオンくんたちにつれられて俺の生まれ故郷マーガレットに帰っていった。
街は多少変わってはいたが、おおまかなところは変わらずに残っていた。やっと帰っていた懐かしい景色に感無量で目に焼き付けていると目の前に赤紫色の髪をビックテールにした少女が現れる。
「レオン!!」
シェリアは俺を見つけると飛び付くように抱きついてくる。俺は自分を強く抱き締める少女を同じように抱き返す。
「ごめん・・・シェリア」
「おかえり・・・レオン」
俺たちはしばらく感動の再会に浸り涙を流していた。彼女の優しさと温もりを感じ帰路へと着いたのだった。
帰ってきてからしばらくは色々と大変だった。失踪した俺のことは魔法学校でも問題になっており帰ってきたと同時に謝罪に向かった。校長はムカついたからぶん殴ったけど。
評議院にも無事に見つかったことを報告にいきついでにグラン・ドマの足を打ち抜いてまた問題になったのはちょっと笑えた。
一通りの挨拶を終えると学校には戻らず蛇姫の鱗に加入した。もちろんシェリアと一緒に。
ギルドに入ってからは最初はリオンくんのいとこということで色物のように見られていたがすぐにそれは払拭された。
リオンくんたちに仕事を任されシェリアと2人でいったら2日ほどで達成して帰ってきたからだ。
てっきり簡単な仕事を授けたのだと思ったら実はそれはS級の魔導士しかいくことができない超高難度な依頼だったらしくギルドの皆驚きを隠せなかった。
それからしばらくはシェリアは俺のせいで空いてしまったブランクを取り戻すために修行や難度の低い依頼をやっていた。
俺はその間も難しい依頼・・・といっても全て討伐系のものだが、それをこなしていた。
丁度その頃リオンくんとシェリーさんの発案で俺とシェリアは一緒に暮らしていたからお金がたくさんもらえるクエストは助かった。一緒に暮らした理由は俺の脱走防止とシェリーさんが婚約者のレンさんと会いやすくするのが狙いだったらしい。
そんな生活を続けていたある日、大魔闘演舞が1ヶ月後に控えた頃だったかな?俺とシェリアはある依頼を一緒にこなすことになっていた。
その依頼は以上繁殖で街を襲っているワイバーンの討伐。討伐系は俺の得意分野になっていたこととシェリアとペアでやらせようと最近なっていたらしく2人で依頼に向かったのだ。
ワイバーンは普段は森に住んでいるとのことだったのでそこを襲撃して退治する作戦になったので俺たちはその森へと向かっ
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