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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
ごめん・・・
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しそいつは俺の頭に浮かんだ奴とは違った。だが、その人間の顔はどこかで見たことがある気がする。髪は無造作に伸びておりボサボサだが、その整った顔立ちはそのむさ苦しさを一瞬でかき消してしまうほどに整っている。しばらくその表情を眺めていると俺の視線に気づいたそいつはこちらを見ると、思わず固まっていた。
その様子を見て俺もようやくその人物が誰なのか気づいた。2年ぶりだった上に見た目が大分変わっていたために気付くのが遅くなった。

「レオン・・・」

俺の大切ないとこ、レオン・バスティアだった。


















レオンside

村でたくさんの食べ物をもらっていたら不意に誰かの視線を感じそちらに視線を移した。そこにいたのは忘れもしない人がいた。

「リオンくん・・・」

俺のいとこのリオンくん。それにジュラさんとシェリーさんの姿も見えた。3人を見つけた時俺は直感的にヤバイ気がしてその場から逃げ去ろうとした。

「あれ!?レオンくん!?」
「どこいくんですか!?」
「急用です!!」

村人たちはいきなり走り出した俺を見て驚いていたがそんなの構っていられない。しかし、

ガシッ

俺の首根っこは追いかけてきたリオンくんに捕まってしまった。

「レオン、久しぶりだな」
「う・・・うん。久しぶりだね」

いつも通りの表情で俺を持ち上げながらそう言うリオンくん。きっと俺は表情がかなりひきつっているに違いない。絶対会いたくなかった・・・むしろ会わないようにしてきたのに、こんなところで会ってしまうとは・・・

「今までどこにいたんだ」
「森の中をうろうろと・・・」
「そうか・・・」

しばしの沈黙。突然のことに村人たちはビックリしていたがジュラさんとシェリーさんが事情を説明しているようだった。

「帰るぞ、レオン」
「え?」

俺を下ろしたリオンくんは手を引き歩き出そうとする。俺はそれに反発するように体重をかけて進まないようにする。

「やだ!!俺は絶対帰らない!!」

別にリオンくんたちと一緒にいたくないわけじゃない。ただ俺は嫌な思い出が多いあの街には戻りたくないし評議院の配下になっているギルドにも入りたいとは思わない。そう伝えるとリオンくんは俺に目線を合わせながら頭を撫でてくる。

「シェリアはどうするんだ」
「え?」
「シェリアはお前のことをずっと待っているんだぞ!!」

シェリアは俺が魔法学校を辞めて消息を絶ってからもずっとギルドに入ることなく独学での勉強を続けていたらしい。全ては俺が帰ってきた時に一緒に蛇姫の鱗(ラミアスケイル)に入るために。
俺は愕然とした。同時に何をやっていたんだろうと自分を責めた。シェリアの邪魔をし
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