4部分:第四章
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
かな」
「そうだな。そろそろ完全に馴れたみたいだしな」
賢治は急に自分の懐中電灯を切ってしまった。そのうえで言ってきた。
「もうこれはいらないな」
「どうしたの!?」
「見えてきたんだよ」
目を細めて辺りを見回しながら言う。
「完全にな。辺りが」
「あんた夜目が利くのね」
「そういうことさ」
朝香に答える。
「俺はもうこんなのはいらねえ。そっちの方がはっきり見える」
「それで何が見えるの?」
玲子は恐る恐る彼に尋ねた。彼女は必死に懐中電灯を動かして辺りを見回している。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ