第四章
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「娼婦の様な下着よ」
「そうした下着を着けるの」
「二十代のグラビアアイドルみたいな下着よ」
「最近グラビアアイドルも下着になるの」
「AKBだってなってるでしょ」
「そうなの、水着だけじゃなくて」
「アイドルはグラビアもお仕事でね」
それも必須のだ、ステージやドラマ、バラエティと並ぶ。
「水着にもなればね」
「下着にもなるのね」
「露出は一緒だから、けれどね」
「その下着をなのね」
「思い切って娼婦みたいによ」
それこそというのだ。
「淫靡なのを着けるのよ」
「透けてるとかティーバックとか?」
「そういうのもいいわよ、とにかくね」
「淫靡なのね」
「娼婦みたいなね。あとアクセサリーもいいわね」
「どんなアクセサリー?」
「ネックレスとかイヤリング、ブレスレットで飾るの」
自分の身体をというのだ。
「夜にね」
「それで違うの」
「少しだけれど大きいのよ」
その違いがとだ、友人は美紀に話した。
「首筋とかに何かがあると、あと指輪も絶対に付けるの」
「家事に邪魔だから家では外してるけれど」
「夜もなの」
「ええ、そのまま寝てるけれど」
「それも駄目、結婚指輪はね」
左手の薬指に嵌めるそれはというのだ。
「人妻である証でしょ」
「人妻だから」
「人妻っていうだけで色気が増すのよ」
「相手は旦那よ」
「ご主人でもよ、自分の奥さん自分のものってわからせて」
その指輪を見せることによってだ、さりげなくであっても。
「誘うのよ。あと脚もね」
「今度は脚ね」
「ガーターとかハイソックスで飾るの」
「娼婦ね、本当に」
「そうでしょ、要はね」
「淫靡なのね」
「勿論下着は上下同じ色同じ柄よ」
色は統一して、だった。
「ガーターもね」
「白の下着の時は白のガーターね」
「黒だと黒よ」
「全部統一ね」
「あと普段着も変えると完璧ね」
「家にいるというかご主人の前だと」
夫と一緒にいる時はというのだ。
「胸元や脚を見せるの、身体のラインもね」
「そうした服を着るのね」
「鎖骨とか背中とか見せてね」
そうした場所もというのだ。
「ミニスカートとか半ズボンは特にいいわ」
「旦那に私の胸元とかミニスカートを見せるの」
「その脚をね。ここまでしたらね」
「夜もなのね」
「むしろご主人の方が押し倒してくるわよ」
「まさか」
「まさかじゃないわよ。あんた素材はいいから」
元のそれがというのだ。
「絶対に上手くいくわ」
「だといいけれど」
「メイクして髪型変えて下着も整えてアクセサリーも忘れない」
「そして二人でいる時の服も変えたら」
「もう違うわ」
「夜もなのね」
「ええ、三人目出来るかもね」
こうまで言う友人だった、美紀はその友人
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ