5部分:第五章
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。
「俺が今あるのはな」
「今あるのは?」
「それはですか」
「一体」
「こいつがいるからだよ」
こうだ。副社長である博次を見て言うのである。
「だからここまでできたんだよ」
「副社長がおられてですか」
「それで」
「僕もだよ」
博次もだ。笑顔で話すのだった。その部下達に。
「社長と一緒だからね」
「つまりそれだけ絆が強いんですね」
「御二人は」
「そうなんですね」
「ああ。俺にとっては無二のパートナーだよ」
「子供の頃からね」
お互いに見合ってだ。こんなことも話す二人だった。
「だからこれからもな」
「ずっと一緒だよ」
二人で話してだった。その絆を確かめ合うのだった。高校のことは彼等にとってはほんの一ページだった。だが確かな一ページ、二人の絆として残っているものだった。
ブロウクン=ハート 完
2011・7・29
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