第34話 死に損ないと夜叉、最凶と出会う
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やし、刀や槍、金棒と様々な武器を持った怪物たち。それはまさに現代の人々が認識している“鬼”そのものだった。
「おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい!!なんなのコイツ等!?天人!?」
「アマントだか何だか知らんが、ありゃ本物の鬼だぜ?」
「不知火!テメェだって鬼じゃねえか!コイツ等いったいなんなんだ!?」
「さぁな……ただ、コイツ等俺たちを殺る気だぜ?」
まだ状況が掴めない銀時にとっては分からなかったが、目の前の問題に集中することにした
「話はイマイチ見えねぇが、とりあえず目の前のヤツ等をなんとかしなきゃいけねぇんだろ?」
「そういうこった。銀さん、アンタ戦えるかい?」
原田に挑発的な質問を受けた銀時は腰に差していた木刀“洞爺湖”を抜いた
「そっちこそ嘗めんなよ?これでも銀さん、腕に覚えがあるんだぜ?」
「来るぞ!」
「「「「「ぐるうぅぅぁあああああああああああああああぁぁぁぁっっ!!!!!」」」」」
不知火の言葉を合図にしたかのように周囲を囲んでいた鬼たちが一斉に襲い掛かってきた。しかしこれで怯える者はこの場に居なかった。
「おらぁっ!!」
「ぎゃぁっ!!」
原田の槍の一閃は武器を握る鬼の腕を斬り飛ばし……
「ふっ!!」
「ぐぁぁっ!!」
不知火の銃弾は的確に鬼たちの急所を一撃で狙い、沈黙させた
「はいぃぃっ!次ぃぃぃぃぃっ!!!」
「ごあぁぁっ!!」
銀時の木刀はあっと言う間に自分に襲ってくる鬼を次々と殴り飛ばした
それからどれ位の時間が経ったのだろう……原田たちを取り囲んでいた鬼たちは全て蹴散らされ、今この場に生き残っているのは原田と不知火、銀時の3人だけだった。
「ふぅ、ふぅ……やるじゃねえか銀時」
「ハァハァ、そう言う、アンタもな……」
不知火はまだ余裕の態度を出すが原田と銀時はすでに限界に達しているのか息も切れ切れだった。そんな中、原田はいきなり現れては襲ってきた敵に対してどうにも不に落ちなかった。何故突然この山の中に自分たちが居ると分かったのか?何故この鬼たちはいきなり襲ってきたのか?考えれば考えるほど疑問は増える一方で答えは出なかった。
「なぁ不知火、こいつ等一体何なのか分るか?」
原田の疑問に不知火は頭をガシガシかきながら答えを出した
「俺もハッキリと言えネェが、多分コイツ等…『京妖怪』の一派だと思うぜ」
「「京妖怪?」」
初めて聞く単語に原田と銀時は首を傾げた。不知火はああと答え、京妖怪について話し
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