またも登場、奇天烈な話題
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音が鳴りそうな所作で振り向いた。
「そーじの髪は、赤……あたしの髪は、青……グラトニーは紫。ってことは……だ、だから……っ」
「お、おい愛香?」
如何してだか愛香も耳を欹て始め、何時の間にかクラウチングスタートの体勢を取りつつ、二人は何時の間にやら開かれっぱなしになった出入り口の空間と睨めっこし始める。
「お、お前ら?」
「もうそろそろなんです。もうそろそろ、どちらの反応にせよ来る筈ですよぉっ……!」
「絶対に負けないんだから……!!」
愛香が限界まで歯を食いしばり、トゥアールの口角が限界まで引き上がった、正にその瞬間―――!
「良く考えたら【風陰東風】で姿消せた」
……目の前の虚空から姿を現した。
「「―――ちっくしょぉおおぉぉぉぉおぉぉぉぉっ!?」」
そうして別に何事も無く、ごく普通にグラトニーは部室へ入って来たのだった。
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