またも登場、奇天烈な話題
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にした。
そこで愛香もまた、総二が焦っている理由に気が付いた。
「あっ! お弁当無いじゃない!?」
「しかも財布も無いんだ……やばい、このまんまだと昼飯無しだ。この後二時間体育ぶっ続けなのに」
しかもツインテール馬鹿とはいえ、彼もまた食べ盛りの男子高校生だ。
自業自得かもしれないとはいえ、運動するしないに関わらず、この仕打ちは正直キツ過ぎる。
愛香のお弁当をちょっと分けてもらうにしても……実際のところ愛香は“食事”に関してちょこっと図太い部分があるので、余り配分をもらえないのは総二が一番よくわかっていた。
晩御飯までからなる苦しみに耐えなければ行けないのかと、総二は顔に影を落とし肩をもガックリ大げさに落とす。
「大丈夫ですよ、総二様?」
そんな彼の肩に……何故か妙に艶めかしい仕草で手を掛けるトゥアール。
反射的に吹っ飛ばす愛香。
だが、今の総二にそんな所へ気を掛ける余裕はない。(酷い)
空腹を満たせる可能性があるというのもそうだが……一番は根拠すら見当たらないのに、大丈夫と言われたからだ。
「なぁトゥアール、大丈夫ってなんでだ? 何でか知らないけど携帯代わりのトゥアルフォンまで無いんだぞ?」
「あいたた、毎度容赦のない―――ああ、大丈夫な理由ですか? それは届けに来てくれるからですよ。もうそろそろ見える筈です」
「届けるって……」
意味深長に、ニヤリと笑って何故だかトゥアールは腕を持ち上げ、耳を欹て始めた。
二重の意味で彼女の言動を訝しく思い、愛香も詳細を聞いた方が早いと思ったか、彼女に詰め寄っていく。
「ちょっと、まさかグラトニーを刺し向けたんじゃないでしょうね!?」
「その通りですけど?」
「えぇっ!?」
さらりと言われた言葉に総二は驚き、愛香の口がパカンと間抜けに開かれた。
「クックック……グラトニーちゃんは紛う事無き美幼女! しかも昨日までそんな彼女は存在していなかった……なら必然的にキャーキャー騒がれます! そうで無くとも騒ぎが駆け巡るでしょう!」
「だったらなんなのよ!?」
「そこに私と総二様が割って入る! トゥアルフォンを使って『パパ、ママ』という音声を流す! これで私の桃色学園生活は約束されたも同然です!! ……その後で本物のパパとママに成るべく行動する事こそ一つの形式美っ!!」
「んな阿呆な事の為に念入りな細工してんじゃないわよ!!」
幼女趣味と総二との関係。
両方が約束されるシチュエーションを妄想して鼻血を吹きだしながら語るトゥアールを、此方もまた真っ赤になるほど興奮した愛香が吹き飛ばす。
しかし、其処で彼女はピタリと不自然な格好で止まり、総二の方へギギギ……と
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