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千剣士と竜使い
十五話、ボス戦(前半)
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ボス攻略の日、現在、ボス攻略に向けて48人が進軍中

リュウ達6人(A隊)は先頭から2番目……つまり指揮隊、ディアベル達の後ろを歩いている

貰った役割はアタッカー

理由はリュウ達のパーティ編成では、アタッカーか遊撃しかできそうにないからである

「いいか、俺達はA隊だからC隊…壁役がボスの攻撃をはじいた後、そこですかさずスイッチして俺たちA隊が攻撃を叩き込む。基本的にはこれの繰り返しだ。…タンクとかスイッチとか、この前説明したばっかりだけど、覚えてるか?アスナ」

「大丈夫。ちゃんと覚えてるから。それに…あれだけ練習したのに、忘れるわけないじゃない」

キリトの言葉にそう答えるアスナ……

「ははは…あの無知っぷりを知っている身としては何とも言えないんですが…なんで壁役が存在するのか、の説明からはじめないとダメなくらいでしたし……」

「う"っ」

キリンの言葉に狼狽えるアスナ……

「ま、まあ、それに今回は個人間でのスイッチじゃなくて、パーティごとのスイッチだからな。タイミングは変わりませんが、感覚は変わるはずだから油断は禁物ですよね」

シリカがそう言って話題を変える

「大丈夫ですよ。失敗してもフォローしますから」

「……なぁ、リュウ、フォローするのは良いけどさ……」

「? 何です?」

なにか言いたそうなキリトに聞くリュウ

「……何でドレス着てんの?」

キリトの言葉の通りにリュウは現在"セイバー・ドレス"を着ているのである

「あぁ、これ? セイバー・ドレス"って言って装着時防御力と攻撃力が50%アップするんだよ」

「へ、へぇ……凄い装備だな……恥ずかしくないのか?」

「? いや、暗殺任務で慣れてるし……」

「「「「へ? 暗殺?」」」」

リュウの言葉に驚くアスナ達

そんな話をしているうちにボスがいる扉の前に着いた

「いよいよ…か」

キリトがそう呟く。その言葉に頷くリュウ

その時、ちょうど、七つの部隊が整列し終えたところで、ディアベルがそれを見渡しながら銀色の長剣を掲げて頷いていた

勇猛たる騎士は、メンバー全員の準備が終わったことを確認し──

「──行くぞ!」

その左手で、大扉の中央を思い切り押した







のだが……

「……」パタン……

そのまま再び閉めるディアベル……

『…………?』

怪訝な顔をする皆……

リュウとキリトは扉を少し開けて見てみる

そこには……

「かかってこんかい!! ゴルァァ!!!!」

青灰色の毛皮を纏い、二メートルを優に越える体躯を持ち上げた……

血に飢えた赤褐色の隻眼を悲しそうに輝かせ、右手には骨を削って作
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