Chapter06
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暗い道をひたすら走り階段を2段飛ばしで駆け上がる。
立て付けの悪い扉を壊してしまうような勢いで開ける。
「びっくりした。どうしたの急にーー」
「紅莉栖!タイムリープマシンだ!」
「大声出さないでよ…。なんのこと?」
「時間が無いんだ!早く順番…を…」
開発室には例のヘッドフォンなどなく。
X6800には無数の配線もない。
テーブルにはブランケットがかけられており
電話レンジさえも見えない。
「そもそもあのSERNでさえ出来ないものなんて置いてある訳ないじゃない
どうしたの岡部?」
SERN
ハッキング
リフター
3.2tbを32btに圧縮
直接回線
SERN崩壊
崩れ落ちた。
もう戻れない。まゆりを救えない
結局これかよ。まゆりは死んでしまう。
「まゆりがどうしたの?」
いつの間にか喋っていたようだ
だけどもうどうでもいい。
「どうでもよくない!!」
突然怒鳴られて思考が停止する。
「搬送された病院はどこ?」
「ここから近くの総合病院だ」
「行くわよ、まゆりはまだ死んでない!
あんたが一緒に戦わないでどうすんのよ!」
そうか、まゆりはまだ死んでない。
ふと、右手首を見る。
どこかで見たようなミサンガ。
いままでこんなのしてなかった。
「まゆりがあんたに作ったものよ」
「そう、なのか?」
「そう。それよりも早く行くわよ」
つられるままラボを後にした。
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