暁 〜小説投稿サイト〜
Steins;Gate 愛別離苦のラグナロク
Chapter06
[2/2]

[8]前話 [9] 最初
+



暗い道をひたすら走り階段を2段飛ばしで駆け上がる。
立て付けの悪い扉を壊してしまうような勢いで開ける。

「びっくりした。どうしたの急にーー」


「紅莉栖!タイムリープマシンだ!」

「大声出さないでよ…。なんのこと?」

「時間が無いんだ!早く順番…を…」

開発室には例のヘッドフォンなどなく。
X6800には無数の配線もない。

テーブルにはブランケットがかけられており
電話レンジさえも見えない。

「そもそもあのSERNでさえ出来ないものなんて置いてある訳ないじゃない
どうしたの岡部?」


SERN

ハッキング


リフター




3.2tbを32btに圧縮


直接回線


SERN崩壊


崩れ落ちた。
もう戻れない。まゆりを救えない
結局これかよ。まゆりは死んでしまう。

「まゆりがどうしたの?」

いつの間にか喋っていたようだ
だけどもうどうでもいい。

「どうでもよくない!!」

突然怒鳴られて思考が停止する。

「搬送された病院はどこ?」

「ここから近くの総合病院だ」

「行くわよ、まゆりはまだ死んでない!
あんたが一緒に戦わないでどうすんのよ!」

そうか、まゆりはまだ死んでない。



ふと、右手首を見る。

どこかで見たようなミサンガ。
いままでこんなのしてなかった。

「まゆりがあんたに作ったものよ」

「そう、なのか?」

「そう。それよりも早く行くわよ」

つられるままラボを後にした。
[8]前話 [9] 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ