2
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
ままあがれ!」
「そして中身を!」
見られると思った。実際に風がスカートをあげた。そしてそれが見えたのだった。
と思われた。しかしだった。
ここで急に雨が降った。土砂降りだった。その雨でだ。
スカートは雨の重みで一気に下がった。そして女の子の足にはりついてしまった。彼等の起こした偶然はだ。自然の偶然に阻まれたのだった。
これを見てだ。彼等は瞬時に絶望の中に落ちてしまった。
「な、何だよこれって」
「何でここで雨が降るんだよ」
「偶然雨がかよ」
「こんなことってありかよ」
「くっ、無念だ!」
昂揚もだ。血の涙を流して言う。雨に濡れながら。当然同志達も濡れそぼってしまっている。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ