四話
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を探しておる。しかし、ワシらは戦う力も無く、ギルドの外へ行
くことも少ない。噂を聞いても、ウェンディに付いていける者がいないのじゃ。一人で行かせるには危険な場所であることも多く、今までも何度か見てみぬふりをせざるを得ないこともあった」
其を聞いたウェンディは困った様な顔をする……
「(いや、正確には出ないじゃなくて、出れないだろ……)」
ソラはそう思うがあえて出さずに聞く
「親探しをする協力者がほしかった、と?」
「……すまない。都合のいいことを言っていることは自覚して」
「別に良いですよ」
『へ?』
ソラの言葉に驚く皆
「いや、言ったじゃないですか、"宛のない旅"って……別に旅しなくても構わないんですよ」
そう言って皆を見るソラ
「というわけで、今日から化猫の宿《ケット・シェルター》の一員になります、ソラ・アルコバレーノです。よろしく!!」
そう言って笑うソラの笑顔は
正しく大空の様な全てを包み込む笑顔だった……
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