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俺が愛した幻想郷
俺は愛せる? 幻想郷...
甘い香りは理解力を活性化させる
第二十五話 お泊まり会ってこんな感じ? お風呂の乱
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ちゃんは今、頭を傾げているはずだ。何をこの人はこんなに慌てているんだろう、と。

な、なんだ? この幻想郷という世界はっ…… ないのか!? 男女を差別するような仕来りはっ!?

「な、なぁ博麗ちゃん?」

「なんですかぁ〜?」

パチャパチャと何やらお湯で遊んでいる博麗ちゃんに質問する。

「その、なんだ。恥ずかしくないのか?」

「なんでですか?」

あ、確信した。この幻想郷という世界は、オープンなんだ……

「いいや… なんでもない…」

そうですか。と明るい声で博麗ちゃんは続けた。

「なんだかさっきから、私から目を逸らしてませんか?」

「えっ!? あ、うん? いや、なんの…ことかな…?」

ああ、わかってる。仕来りはない。合法的におにゃの子のあられもない姿を拝めるんだ。そう、わかってる。わかってるんだけど… 見れない… 罪悪感的な何かなのか、それとも俺の本能が見るなと言っているのか… とにかく見れない。

「あ、もしかして私が女の子だから?」

え、そう言う意識自体はあるのか…?この世界…

「大丈夫ですよ〜 琥珀さんですし」

え、え、何この急展開!?

「いいですよぉ〜 琥珀さんのやりたいこと、しても」

え、え、え、何何何!? 俺なんか誘われてん!?どうなんこれぇ!?

「言わせないでくださいよぉ〜 もぉ…」

っ!? 馬鹿、やめ… 当たってる! 当たってますからぁ!!
詳しくは言えないけど当たってますからぁぁぁぁぁ!!

「琥珀さんはぁ〜 こう言うのが良いんですか?」

博麗ちゃんには似合わない、ねっとりしたボイスでの追撃… うふふ、とイタズラに……

「いいんですよ〜 私からずっとしてるのも釈じゃないので…」

そう言うと博麗ちゃんは俺の手を掴んだ… そして、博麗ちゃんは… まず、俺の手を自分のお腹の辺りに当てて甘い笑みを声で伝えさせた…

「上に…持ってっちゃいますよぉ〜♪」

スゥッと、中指の先だけが、すべすべの肌の感触を味あわせてくれる… ゆっくり、ゆっくりと上に…

「あと… もうちょっと…♪」

やめろ…やめてくれ… いや実はやめて欲しくないですっ! でもなんか違いますぅ!!
ダメですっ!今度は手が、手がぁ!!




■■■



「うぅ〜 手が……手がぁ……あ……………あ?」

「あ、起きた」

見たことあるぞこの光景。目の前に人の顔がある。だけれど今度は魔理沙の顔。

え、博麗ちゃん…は?

「風呂から上がって来ないから見に行ったら、ゆでダコになって寝てたから連れて来たんだぜ」

なるほど… じゃああれは夢か……

「逆上せたんだろ。あんまり風呂で寝るもんじゃないぜ
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