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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第491話】
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ギーが枯渇した紅椿、何度動かそうと反応はせず、単一仕様の絢爛舞踏も発動する事はなかった。
紅い襲撃者のモノアイが篠ノ之を一瞥、妨害要素が無くなったのを確認したのか興味を無くしたのか、直ぐに視線を俺へと戻した。
「な、何故動かない紅椿! こ、ここで動かなければ……!」
そんな篠ノ之の言葉に応える事はなく、それを見かねた一夏が突如空中へと躍り出た。
「箒は下がってろ。 ……後は俺が何とかする!」
そう言って雪片を構える一夏だが、シールドビットに阻まれた時に大分エネルギーを消耗したのか、零落白夜の光刃は弱々しく輝いていた。
「……任せたぞ、一夏」
「応! ……ヒルト、悪いがここは俺に任せてもらうぜ!」
俺の返事も聞かず、瞬時加速で飛び出した一夏は、雪片を頭上に掲げて両手持ちに切り替えた。
「うおおおおおおおっ!!」
『――――――――』
木霊する一夏の叫びと共に振り下ろされる渾身の一撃――鈍い音がアリーナに響き渡った。
「……何ッ!?」
『――――――』
一夏の一撃は腕部装甲によって阻まれた、パワーアシスト機能の低下、零落白夜のエネルギーが足りないのも要因だろう。
だが、一夏はそれでも足掻きにも似た横一文字斬りを繰り出した。
「このまま、終わらせねぇッ!!」
再度響き渡る鈍い金属音、既に零落白夜の光刃の輝きを失っていた一夏の刃が装甲を切り裂く事はかなわなかった。
それと同時にエネルギーが枯渇、地表へと着地するや白式の装甲は光の粒子に変わり、空へと弾けた。
有言不実行、相変わらずというか予想の出来る結末に、俺も未来もため息がこぼれ出た。
『……やっぱりあの二人は残念なのですよぉ( ´ω`) マスター、まだオーバーリミット・イグニッションブーストは可能なのですよぉ!(b^ー゜) マスターが倒すのですよぉ!o(`へ')○☆パンチ!』
そう言って急かすナギ、簪はミサイルの再装填を急ぎ、未来は戦えなくなった一夏や篠ノ之二人を気にかけていた。
俺は改めて北落師門・真打ちを構える――だが、紅い襲撃者は俺ではなく地表に居る楯無さんへと向いていた。
まさか――そう思った矢先、真っ直ぐ楯無さんを狙おうと瞬時加速をかけて迫り、粒子ブレードを構えた。
不味い――俺はそう感じたその瞬間、瞬時加速で紅い襲撃者を追い掛ける。
各部装甲が一気に可変展開され、高機動モードに切り替わるや一瞬で肉薄した。
まるで驚きに満ちたようにモノアイを俺へと向ける紅い襲撃者、更に加速をかけ、狙いをつけると左腕を楯無さんの首を掴もうとした。
楯無さんの表情が変わる、I
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