23話 数々の星屑たち・・・ 5.12
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っている。内戦の動乱はもはや避けられない。連邦本部などもはや機能不全も等しいわけだ」
全クルーはシャアの話に皆意見を一致させていた。
シナプスは代表して、ガルマの意見を了承した。
「わかりましたガルマ議員。GP03は返還します。送り先等よろしくお願い致します」
「ああ、任されよう」
ガルマは笑顔を見せた。そしてアルビオンの次の進路を伝えた。
「では、諸君らにはサイド1のロンデニオンに向かってもらいたい。そこで我々の用意してある新型を使ってもらう。アルビオンもドッグ入りし、新たな旗艦を用意しよう」
アムロはガルマにもう一つのコロニーの処理について質問した。
「もう一つのコロニーをどうするのだ。バスクが処理するらしいが、大丈夫なのか?」
「ああ、その点については問題ない。バスクの処理を我々で遠見するつもりで宇宙に出てきている」
「なんだと。シャアたちが既に宇宙にいる?」
シャアがそれについて説明した。
「ああ、アムロ。既にヘンケン中佐の下、新造艦ラーディッシュでの処女航海中だ。カラバの新鋭機リック・ディアスも載せてある。スペック等はトリントンで披露した通りだ」
「そうか。オレたちが受領するのもリック・ディアスという代物か?」
「ああ、そうだ。旗艦も同等のものを用意してある」
アムロはコクリと頷いた。そして通信を終えた。
シナプスは全クルーに現体制の軍から外れ、独自の行動を取ることを説明した。それに従えないものは現体制の軍法会議が待っていることも告げた。
皆がシナプスの話に従うことにした。アルビオンは進路をサイド1のロンデニオンへ進路を取った。
バスクはその後マ・クベ艦隊を敗走させ、コロニーを制御し事なきを得た。ジャミトフはグリプス2のテスト照射による修繕・改良に努めるためその場に残り、ジャマイカンに艦隊を任せ、手薄のソロモンを攻略させた。
ギレンは自身の艦隊を率い、ソロモン攻略中のジャマイカンを無視し、グリプス2へ急襲、破壊した。ジャミトフは十分な戦力を持たない状況でのギレンの襲来に恐れをなして、ルナツー方面に逃げ延びた。
ジャマイカンがソロモンを制圧後、グリプス2の危機を受け戻ったが、既に破壊されて、ギレンはそこには居なかった。
デラーズ艦隊はシーマ艦隊に壊滅に追いやられ、シーマの乗機ガーベラテトラにより、デラーズ旗艦は撃沈された。ガトーが着いたときには既に時は遅く、シーマの姿もなかった。
「・・・また、オレは生き残ってしまった・・・」
ガトーは途方にくれながらも、ハスラーの言葉を思い出していた。
「(ゼナ様の力になって欲しい)」
ガトーは傍にいるケリィとカリウス、残りの友軍を率いて、ハスラーの下へ向かうことにした。
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