ハイスクールD×D 黒龍伝説 11
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、牛は常備してないな」
「普通逆だろう。まあいいさ。そいじゃあ、行ってくるさ」
「つまみ食いをしたら殺すぞ」
包丁ではなくエクスカリバーを持って脅しておく。熟成中の燻製なんかもあるからな。オレの楽しみを取られてたまるか。しばらくして餃子以外は出来上がったのでオレとレオとオーフィス、それにヴァーリチームで食卓を囲む。餃子はラインで焼いている途中だ。
「さて、堅苦しいことはあまり言わん。どれだけになる付き合いかは分からないが、まあ互いに世話になる身だ。仲良くやっていきたいと思う。それじゃあ、いただきます」
『『『いただきます』』』
思い思いに食べ始め、黒歌がなんか落ち込んでいるが触ると面倒になりそうなのでスルーする。5分ほどで餃子が焼きあがったので取りに向かい、食卓に並べる。
「オーフィス、お前の作った餃子だ」
オーフィスが作った餃子を小皿に取り分けて目の前においてやる。
「我が作った物?」
「そうだ。こっちが黒歌のでそっちはレオが作った物だな」
不格好でもそれぞれの個性が出ている餃子を指をさして教えてやる。オーフィスはそれらをじっと見つめてから全員の分を一つずつ食べる。
「どうだ、オーフィス?」
「分からない。けど、何かを感じる」
「それを感じれるようになっただけで、オーフィスは変わったぞ」
「我、変わった?」
「ああ、変わった。これからも変わり続けるんだ」
そう言って、頭を撫でてやる。あの人がオレ達にしてくれたように。一歩ずつ、確実に今までとは違う姿に変えていく。
「ん、なぜ撫でる?」
「嫌か?」
「分からない。でも、もっとしてほしい」
「くくっ、かまわんよ」
食事を終えた後は女性陣から先に風呂に入ってもらい、レオを部屋に返してから男どもで打ち合わせを始める。
「目下のところオーフィスを狙って動くと思われる奴らは」
「一番は禍の団では旧魔王派の連中だな。だいぶ減ったが、まだまだ勢いがある。魔術師派は静観、ただし蛇だけは欲しがるだろうな。それから英雄派立て直しに数年はかかるだろう。離脱して完全に地下に潜った」
「三大勢力に関しては表沙汰には動かんだろう。暗部が動く可能性があるが、脳筋連中が多いからな。最精鋭がオレ自身だ」
「となると警戒するのは無名の奴らと旧魔王派か。旧魔王派はこちらからある程度叩いておいたほうがよさそうだな」
「オレのお抱えの情報屋をそっちに回す。徹底的に叩いておいてくれ。こっちを狙われると後手に回る。感覚を抑える薬で索敵範囲が10mを切っている。正直ガキの頃以来でかなり不安だ。反応速度も2割は落ちてる。ある程度の実力者が相手なら守りきれん」
「本来の索敵範囲は?」
「周
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