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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL1 ブレイブデュエル
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する事でレヴィの攻撃を避けた。

『ところがどっこい!!』

しかしレヴィはそれで終わらない。続けて横薙ぎに斬りかかろうとした。

『………って!?んひゃあ!!』

不意にレヴィを襲う光の玉。逃げ場を無くすようにレヴィを囲んで襲いかかる。

『シュテるん!?』
『私を無視するなんて寂しいじゃないですか………』

そんなシュテルの攻撃を紙一重で交わし続ける。

「あれはシュテルの得意とする誘導弾、パイロシューターね。追尾して向かってくる分威力は低いんだけど、ライトニングのレヴィにとってはあまりダメージは受けたくないわよね……さらに厄介なのは緩急をつけて計算して攻撃してるのも脅威ね………」
「パイロシューター?誘導弾?ライトニング?」

キリエがそう説明してくるが、知らない言葉ばかりで訳が分からない。

「そうだね………パイロシューターは敵を追尾する射撃技って処だね。そしてライトニングに関してなんだけど、それにはこのブレイブデュエリストの基本的な事を説明しながらの方が良さそうだ」

そう言って博士は懐から先ほどディア達が持っていたカードケースのような物を取り出した。

「これはブレイブホルダーと言ってこのゲームで使うカードデッキを保存する物なんだ。それで………」
「博士」
「ん?何だい?」
「実は俺、これに似た物を持っているんですけど………」
「本当かい!?」
「これなんですけど………」

そう言って俺はポケットから形見のケースを取り出した。

「これは……!!」

それを見た博士は驚いた顔でケースを受け取った。

「間違いない、雅也と渚君が研究していた時に私に1度だけ見せてくれた試作品のブレイブホルダーそのものだ。まさか息子に渡していたとは………」

そう言って懐かしそうに眺めていた。

「あの2人は主にカードのシステムを担当しててね。事故の際その殆どを消失してしまったんだ。残されたバックアップにもシステム骨組み部分しかな事しか残っていなくてね………結局仲間内でここまで作ったんだが………まさかこの世に残っていたとはね………」

心なしか博士は嬉しそうだ。

「零治君、これは開けた事は?」
「無いです。ずっと御守りだと思っていたので開けたら効力が無くなると………」
「成る程ね……零治君、開けてみていいかい?」
「………はい」

俺の返事を聞き、ホルダーを開ける博士。その中には何枚かのカードが入っていた。

「うん、カードは同じだね。まあカード自体は残されたデータを元に作ったから同じなのは当たり前だけど。全て白紙という事はやっぱり未使用状態でこのホルダーに入れてたのかな」

カードを纏めていた紙を取り1枚1枚確
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