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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL1 ブレイブデュエル
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う〜ん、まあ今言うより実際に見てもらった方が良いと思うよ〜」
「そうですね。それに元々食事後に案内しようと思ってましたから」

とキリエとアミタまで意味深な事を言って来た。

「一体何なんだ………?」

俺は釈然としないまま美味しい料理を堪能した………











食事の後、片付けを済ませた後直ぐに皆で研究所の方へ移動になった。
何やら皆やる気満々でその理由が俺には分からない。

「ブレイブデュエルはね………体感シミュレーションカードバトルゲームと言った感じかな」

歩いて行く中、博士が前を歩きながら説明を始めてくれた。

「体感シミュレーションでカードゲームですか………?」

そう言われて浮かんできたのはカードが実体化して迫力のあるバトルが楽しめると言った光景だ。確かに面白そうではあるが、そう言ったカードゲームを今までした事が無く、正直興味は薄い。

「私はね、昔同期の者に実際に自分で体感できるゲームを開発したくはないか?と誘われた事があったんだ。………それが君の両親だよ」
「父と母が………?」
「そう。私達は同期でその時からの付き合いだったんだけど、ロボット工学を専門としていたのに、2人はゲーム好きで、『何時か実際に体感できるゲームを作ってみたい!!』と熱く語っていた。それに私と他の同期もやってみたくなってね。君の両親が亡くなった後も、その意思を継いで、もう同期の物と他の協力者の力を得て、やっと去年の夏に全国展開出来たんだ。そして………」

研究所の入口に着いた後、正面の扉へと入って行く。

「アミタ」

博士が呼ぶとアミタは無言で近くのスイッチを入れ、何かの操作を始めた。

「そして、その完成したブレイブデュエル。それを今から見せよう!!」

明かりが点くとそこには大画面のスクリーン。その脇には大人も入れるほどの円状の筒が並んでおり、他にも知らない機械が多くあった。

「これが………?」

「ではレヴィ、シュテル」
「よし!カッコいい所みせるんだからね!!」
「負けません」

とまだ現状を受け入れらていない俺をよそに、ディアとレヴィ、シュテルはその円状の筒の中に入って行った。

(あれ?あれは………)

その時、3人が取り出したカードケースの様な物を俺は見た事があった。

(デザインは少し違うけどあれは両親の形見の………)

それは両親が事故で無くなる前日、俺と妹に渡した物だった。『まだ試作段階だけどほぼ完成したんだ。もう少しで実際に出来る様になる筈だから楽しみにしててくれ!!』と当時まだ3歳だった俺に熱く語っていた。その顔を俺は今でもおぼろげながら覚えているし、楽しそうに話してくれる父
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