誓い
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、優しく抱き締められた。
エックス「ネオ・アルカディアが完成したら……結婚しようルイン。」
仲間達から散々、早く結婚しろだの、孫を見せてやれだの色々言われていたが、ようやくルインに伝えることが出来た。
ルイン「…謹んでお受け致します……ずっと待ってたんだよ…エックス」
エックス「ごめん…今まで待たせてしまって…例えこの先どんなことがあっても、僕達は一緒だよ。死が僕達を別つまで…ずっと…」
ルイン「………うん。でもエックスが死ぬ時も私の前で、私が死ぬ時もエックスの前。勝手に先に死んだりしたら許さないからね?」
エックス「ゼロもそうだけど、君はずっと昔に僕を置いて先に死んだことがある癖に、自分は駄目だなんてそれは少し不公平なんじゃないのかい?」
ルイン「うっ…そ、それは……」
言い返せないルインにエックスは苦笑しながら口を開いた。
エックス「冗談だよ。まあ、君の場合死んでもサイバーエルフになって生き残りそうだけれど」
ルイン「酷い!!エックスだって死んでもサイバーエルフになって生き残りそうだけどね!!」
頬を膨らませてそっぽを向くルイン。
彼女を抱き締める腕に少し力が入る。
エックス「うん……プロポーズ、少し言い換えよう。」
ルイン「え?」
エックス「例え死んでも、サイバーエルフになって君と一緒にいる。」
死んでも自分の傍にいてくれようとするエックスにルインも笑みを浮かべた。
ルイン「なら…私も…例え死んでもサイバーエルフになって…エックスの傍にいる…あなたを支える…」
エックス「ありがとう」
ルイン「愛してるよエックス……大好き」
エックス「俺もだよ…ルイン…」
月明かりに照らされた2人は、優しく暖かい空気を振りまいていた。
こうしてルイン達の永きに渡る戦いは終わりを告げた。
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