真相
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にいるところまで来るとそれぞれの家へと帰っていく。俺は家に鞄を置いてくるとすぐにシェリアの家へと向かう。
シェリアはその時シェリーさんと一緒に暮らしていた。でもその日はシェリーさんはリオンさんとお仕事に行っていた。何でも闇ギルドの三大勢力の内の1つを他のギルドの人たちと一緒に討伐するクエストらしく、各ギルドエース級の魔導士を選出するということでリオンさんとジュラさん、そしてリオンさんと仲の良いシェリーさんを選んだらしい、
「おじゃましま〜す」
シェリアの家に到着するとチャイムを鳴らすことなく扉を開けて中へと入っていく。大体俺たちはいつもこんな感じ。シェリアがうちに来る時も勝手に上がってくるし、俺も勝手に上がっていく。休みの日とか目が覚めるとシェリアが隣で寝てたりするから結構ビビったりするのも最近では慣れてきた。
シェリアの部屋の扉を開けるとそこではシェリアが何やら見たこともないような服を広げていた。
「お!!来た来た!!」
シェリアは俺が部屋に来たのを見ると中に招き入れる。そして俺をタンスの前に立たせると広げられていた服を持ち上げて俺と重ねるように見ている。
その服はシェリアのような女の子が着るようなミニスカの服である。かなり嫌な予感がする。
「シェリア?何してるの?」
俺は冷や汗を浮かべながらそう問うとシェリアはニッコリと微笑みこう言う。
「レオンに着てもらおうと思って」
その瞬間俺は急いで部屋から逃げ出そうとしたが、シェリアに捕まってしまい服を無理矢理脱がされ着替えされられてしまった。
「わぁ!!やっぱりレオン超似合う!!」
「そ・・・そうですか・・・」
はっきり言おう、全然嬉しくない。シェリアはどこからか俺と同じ金髪のロングヘアのウィッグまで持ち出してきて被せてくる。おかげで頭がすごく重い・・・
「じゃあいこっか!!」
「へ?」
いきなり俺の腕を掴んで部屋から飛び出すシェリア。
「ど・・・どこ行くの?」
「遊びに行くの!!」
シェリアは最初からこの予定だったらしい。俺に女装をさせて外に連れ出そうと考えていたようだった。
俺は恥ずかしかったけど、別にこんな格好見られたところで今さら失うものは何もないし、シェリアが満足するならそれでいいと思って付き合ってあげることにした、
街に出るとシェリアは誰かを見つけたらしく手を振っている。
「お〜い!!」
そちらに目を向けるとそこにはシェリアと同じくらいの女の子が4人いた。何でもシェリアが入学した時のクラスメイトらしい。
「みんなお待たせ!!」
「遅いよシェリア」
「ごめんごめん」
両手を合わせて謝罪するシェリア。そのうちの1人が俺の存在に気づく。
「あれ?この子誰?」
シェリア
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