1部分:第一章
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ってしぶいな」
「そうした格好ですか?」
「そういうのないか?」
こう言うのだった。
「何かな」
「何かっていいますと」
店員は大輔に言われてだ。長身の彼のその細い切れ長の目を見てだ。
そのうえでだ。こう言葉を返した。
「スーツとかじゃないですよね」
「別のないか?俺学生だしな」
「高校生ですよね」
「ああ、そうだよ」
「高校生なら」
店員は丁寧だった。その彼を上から下まで見てだ。
そのうえでだ。こう彼に言ったのである。
「制服がいいんじゃないですか?」
「ラップじゃなくてだよな」
「ですから今の流行りに反発しておられますよね」
「だからこうして今もこの店に来たんだけれどな」
しかしだ。店の品揃えはだ。
どれもそのラップだった。アメリカのラッパーのファッション、今の流行のそれだった。
それを見回してだ。大輔は店員に言った。
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