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うちはオビト逆行物語 [ 逆行?何それ美味しいの?] 壱
うちはオビト逆行物語 〜やっぱりおかしいっつーかなんつーか〜
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それからと言うもの、オビトはボーっとすることが増えた。
話かければ何時ものように馬鹿なのだが、一人になった途端また考え事をするかのようにボーっとし始める。
紅はそれをみていつもそわそわしているし、
リンやアスマに限ってはなにか話題を振ろうと必死になっている。
…そんなに考えてるなら他の人に相談すればいいのに。
なんて、俺も考え始めてしまってる。
オビトのない頭を使うよりはマシだと思っただけだ。
そんな日が繰り返されてばかり。
今日もなにか違和感のある生活を送らなければいけないのかと考えてる時。
リンやアスマ達が話しかけてきた。

*****

あの夢を見てから、もう一週間が過ぎようとしていた。
あれからあの夢は見ていないが、やはりなにか引っかかる。
とりあえず分かった事と言えば、
夢…と言うよりもどうやら自分の記憶の一部だという事と、
その記憶の中で×されているのが俺の身内だという事。
…親、という可能性の方が充分多いが、顔も見たことがないのでなんとも言えん。
それと、その場所は少なくとも俺は知らない、というところだ。
というか、幼すぎて覚えていない。
つまりは俺の家ではないということだ。
はぁ…どうしたらいいんだよ。
自分の両親の顔も分からない。
さらにはその現場の場所もわからない。
これでは何もかもわからずじまいだぞ…。
あぁ、やめやめ、こんなこと考えてるよりアレを思いださなけれb「オービトッ♪」
「うわっ…って、リンか…。」
「ねぇオビト、ちょっと来て!」
「え、なっ!?」
俺はリンの勢いにのまれてなにも言えず、リンのされるがままになっていた。

しばらくしてカカシの家に連れてこられた。
リンはインターフォンも押さずに「おじゃましまーす!」といって入っていった。
いまはどんな状況なのだろうか。
なんでカカシの家に…?
「やっときた。」
さめた感じでカカシが言う。
まわりを見てみれば紅やアスマ、更にはガイもいた。
「え…お前ら、何してんの?」
なんでカカシの家に?
そして今更なのだが周りには団子や菓子がたくさんあった。
しかも全部おれ好みの、カカシが食わなそうな。
ここ、カカシの家だよな?
「鈍ちんのお前のことだから、状況が分かんないでしょ。」
「うるせーっ、てか、なんでこんなパーティーみたいな感じになってんだよ。」
「あのね、最近オビトなにかずっと考え事をしてるから…。」
「リンと話しあって、なにか私たちにもできないかってなったの。」
「言っておくけど、俺とアスマは半分は強制だから。」
「へぇ…、カカシが半分は自主的に参加しているのか…。」
「…。」
え、え。
俺、そんなに分かるほどあから様だったのか…。
馬鹿だな、俺は。
本当の目的をすっかり忘
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