―飛翔せし機械竜―
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姿が脳裏に浮かぶ。
「伏せてあった《融合準備》を発動! 墓地から《融合》カードと、デッキから融合素材の《トラックロイド》をサーチし、融合!」
墓地から《ペアサイクロイド》に使った《融合》をサルベージし、デッキから融合素材をサーチするのを一枚でやってのける罠カード。伏せられていたのはそんな効果を持つ《融合準備》であり、四体のモンスターが時空の穴に吸い込まれていく。
「フィールドの《エクスプレスロイド》、手札の《トラックロイド》、《ドリルロイド》、《ステルスロイド》を融合し、《スーパーピークロイド−ステルス・ユニオン》を融合召喚!」
かの《青眼の究極竜》を超える融合素材を持った、四体のロイドを融合することで召喚された《スーパーピークロイド−ステルス・ユニオン》。驚愕すべきはそれが融合召喚されたことではなく、消費を出来る限り抑えながら、あっさりと融合素材を自身の手に揃えたこと。これだけの大型モンスターを融合したにもかかわらず、翔の手札に大きな消耗はない……!
「ステルス・ユニオンの効果発動! 相手モンスター一体を、このカードの装備カードとする!」
「マイティ・ウォリアー!」
さらに《マイティ・ウォリアー》をも取り込みながら合体し、巨大なロボットとなって《スーパーピークロイド−ステルス・ユニオン》は完成する。そして《マイティ・ウォリアー》を失った俺のフィールドには、もはや何も守ってくれるモンスターがいない。
「バトル! スーパーピークロイド−ステルス・ユニオンで、遊矢くんにダイレクトアタック! ブロウクンフィスト!」
「くっ……リバースカード、《ピンポイント・ガード》! 戦闘破壊耐性を付与し、墓地からモンスターを特殊召喚する! 蘇れ《マックス・ウォリアー》!」
せめてもの抵抗として、伏せてあった《ピンポイント・ガード》により墓地から《マックス・ウォリアー》を特殊召喚し、《スーパーピークロイド−ステルス・ユニオン》の間にたった。普通ならばこれで防ぐことが出来るのだが、ステルス・ユニオンを相手にしては不充分だ。
「ステルス・ユニオンは攻撃する時、攻撃力が半分になる代わりに貫通効果を持つ!」
「…………ッ!」
遊矢LP2400→1500
ステルス・ユニオンの唯一のデメリット効果、攻撃時にその高い攻撃力が半分になる効果がなくては、このターンで俺は敗北していた。今まであまりデュエルしたことはなかったが、これまでの翔ではないと考えなくてはならない。
「僕はこれでターンエンド!」
「俺のターン、ドロー! ……速攻魔法《手札断殺》を発動!」
どうにもデュエルの流れがよくない――と、速攻魔法《手札断殺》が反撃の狼煙として発動され、さらなる効果の発動を補助して
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