第33話 喧嘩屋
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
は沖田総司の名を呼びそうになった。
(総司はいなかったな。こんな時、あいつがいてくれたら心強かっただろうに)
そんなことを土方はおもっていた。
「斉藤、原田、援護しろ。あとの者は大阪城へ」
土方は大声で命令した。
「おいおい、そんなで俺に勝てるつもりかぁー」
高杉は大きくため息をついた。
「なめるなよ、高杉」
近藤もまたやる気満々で歩を進めた。
「近藤さん」
土方は近藤を見つめた。
「俺も大阪城へ向かえっていうのは野暮だぜ、とし。最初に喧嘩売られたのは俺なんだからな」
近藤はにこりと微笑んだ。
「しかし、、、、」
「大丈夫だよ、とし。俺もお前さんの援護するだけだ。化け物を倒せるのはとしさん、お前だけだってわかっている」
近藤はにやりと微笑んだ。
「さぁ、やろうか、高杉晋作。二度とこの世に戻らないようにしてやる」
土方は正眼に構えて高杉を睨みつけたのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ