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千剣士と竜使い
十四話、六人目
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キリンが斬り上げから斬り下げへと繋げようとしたその時、瞬時に盾を出して構える

「武天流盾術(じゅんじゅつ)、壁打(へきだ)!!」

後ろに下がり、直ぐに盾を突き出しながら前へと進む

「っ!?」

キリンは咄嗟に柄尻で防ぐように構えると同時に強打がキリンを吹き飛ばしていた。吹き飛びながらキリンは空中で姿勢を整え、着地する

「凄いな……咄嗟に防ぐなんて」

感嘆の意を示しながらリュウは武器をしまってキリンを立たせる、キリンも心底驚嘆した様子で手を取り立ち上がる

「私も驚きました。まさか、リュウさんに盾なんて隠し玉 があったなんて。それに“連鶴”から逃れられたのも初めてです」

「? れんづる?……あの連鶴か!?」

キリンの言葉に驚くリュウ……

其に体して?を浮かべるキリト達

「リュウ、連鶴ってなんだ?」

「……キリト、お前一応黒雪家の血筋なのに何で知らねぇんだよ……」

キリトの言葉に呆れたリュウは説明した

「刀藤流……奈良に本家を置く剣術流派の一つで連鶴は“鶴を折るが如し”と謳われた奥義の名だよ」

「……あれ? なんか聞いたことが……“巣籠(すごもり)”、“花橘(はなたちばな) ”、“比翼(ひよく)”、“青海波(せいがいは)”……だっけ?」

「そ。それら四十九の繋ぎ手の型を組み合わせ、完全なる連続攻撃と成す技……それが連鶴だ、あれ? てことはお前、刀藤流の門下生か?」

「は、はい……正確には師範代ですが……」

「「……え? マジで?」」

その言葉を聞いたリュウとキリトは驚くのだった……

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