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『殺し、失い、得たもの。』
『処理』
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『あ、えーっと...すみません。今から出て来られますか?』

妙な言い回しをしてしまった。

『なんや...ヤッてしもたんか...何処?』

場所を伝えた。

『絶対に動くな!!すぐ行く。3人一緒か?』

返事をした。

零の数少ない交友関係や詳細は把握してくれてる。
早過ぎってくらい早く来た。

『適当に着替え!それやったら間違いなく連行される!!』

大きな紙袋の中に女モンの服が色々。
折り畳まれた紙袋も一緒に在った。
コレは脱いだ服を?
もしかして今の事態って想定されてた?
で、コレ既に用意してた?

3人は目を合わせた。
急いで着替えた。

組長は1人で着々と処理してる。
たぶんあぁゆうのも前から用意してたんやろな...
なんでこんなことまでしてくれるんやろ...
同情だけじゃ出来ん、こんなこと。
零の知らんとこで何かあるんかもしれん。
急に組長が怖くなってきた。
違う意味で...。
自分勝手に甘えてきたけど、今見てる姿が本来の姿な気がして...。

おいでって合図で急いで車に乗った。

『暫くドライブやから寝ときぃ!なっ!!』

いつも通りの笑顔。

コーンスープ、おしるこ、ミルクティー、カフェオレ、ブラック...温かい飲み物の袋を渡された。
マダ充分温かい。
何かは飲めるようにと、急いでる時にコンビニ寄ってたんかな...
そんなこと想像してたら、さっき抱いた怖い気持ちが吹き飛んだ。
やっぱ組長は組長。
本質的には怖くない。
それより、零は理性が飛んだ自分が怖い。
組長は、零が絶対寝んのは解ってる。

『零、大丈夫か?』
『うん、ごめんなさい...』
『そうやない!心配なんはオマエのことや。何があっても助けるっていつも言うてるやろ!!』

『なんでなん?』
『...今度話そか、な?』
『やっぱ何かあんの?』
『やっぱって何や!』
『いや...なんとなく裏があるんかなって』

『あほか!!裏やか無い!!ただ、オマエが、娘が、大事なだけやっ!!』

『...親父をこんな事に巻き込む娘が?』

『ほんま大したやっちゃなぁ!!養子になれやホンマに!女組長なれるかもしれんぞっ♪』

『零もそぉしたいわ♪』

笑いながら話す。
人を殺した後とは思えん何気ない会話が続いた。
舞と桜は爆睡。
零は、殺したことを後悔はしてない。
ただ...此の2人に共犯の罪を擦り付けたみたいで...
それが唯一の失敗だと思った。

山道を突き進み、其処に数人待ち構えてた。
其の数人に、蓮を預けて、組長は戻って来た。

『アイツ等がチャントしてくれる。安心しぃ。心配要らん。なっ!!』

組長はニカッ!と笑顔で言
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